タイトルだけを読むと「あー、が どうかしたの?」という感じですが、中を読むと、「あーって いろいろあるなぁ」「ふかいなぁ」「楽しいなぁ」と思いました。
上を向いたり、下を向いたり、両手を広げたり、口や胸を叩きながら言う「あー」はみんな違う。うれしい時、失敗した時、怒った時、美味しかった時に言う「あー」もみんな違う。声は のどだけではなくて、体全体が関係している。音だけではなくて、そこに気持ちも入っている。いろんな「あー」があるなぁ〜。
それぞれの「あー」が、いろいろな色や形で表現されているのも面白いです。
ただ読み聞かせるだけではなく、子どもたちにも「あー」と言ってもらいながら読むと楽しそう。クラス単位など、子どもたち同士が気心のしれた集団に読み聞かせたら、きっとみんな遠慮なく、 いろんな「あー」を披露してくれるでしょう。
声をだすって気持ちいいな♪ 楽しいな♪と思える絵本です。気持ちが落ち込んだ時には、とりあえず「あー」と言ってみようかな?とも思いました。