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空気がなくなる日」 みんなの声

空気がなくなる日 作:岩倉政治
絵:二俣 英五郎
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,925
発行日:1982年08月
ISBN:9784591005514
評価スコア 4.75
評価ランキング 920
みんなの声 総数 7
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  • 展開がおもしろい

    最初はどういう内容なのか想像もつかず、たまたま手にとった本でした。
    これは、作者の小さい頃の思い出をお話にしたものだそうです。
    7月28日に地球上から空気がなくなってしまうのだといううわさが流れる。しかも、空気がなくなるのはたったの5分間だけ。
    そんなことがあるわけないと最初は思うんだけど、いつの間にか、うわさがうわさを呼び、真実味を帯びて誇張され、みんなが信じていく。
    「○月○日に地球が滅亡する」その手の話はいつの時代にもあるんだな、と。
    このお話も、空気がなくなる5分を生きぬくためにみんなが一生懸命息をとめる練習をしたり、校長先生が持論を展開したり、その様子が真剣であればあるほど、こっけいでなかなか楽しいです。
    そして、時代が時代なので、みんな貧乏。空気がなくなるからって何かを準備することも出来ない。
    それならみんなで死のうなんていう潔さもあり、そんなあっさりと決断してしまうところもおもしろい。
    最後は結局どうなったか?結論はわかりますよね。何も起こらず、めでたし、めでたしです。
    絵本としては文章はかなり多め。でも、「ほんとに空気がなくなったらどうするの?」そんなことを考えながら想像しながら聞く楽しさがいっぱいです。文章の長さはあまり気にならないんじゃないかな。

    投稿日:2010/03/04

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  • 流言飛語

    環境問題の本かと思ったら、流言飛語の類のお話でした。

    かなり以前のこと、七月二十八日に五分間ほど地球上から空気がなくなってしまうという話が起こりました。

    そんな話が今起こったらどうでしょう?空気がなくなるというような話でなく、地震だったりしたら?と思うと、その信憑性は高まりそれに備えて準備をし出すかもしれません。

    読んでいてそんな話を信じるなんてバカバカしいと思ったものの、その渦中に置かれた人間の心理というものは、そんなに単純なものではないかもしれません。

    その時に何を思うのか?そんなことで人間の本性や日頃の考え方などが垣間見えるのではないかと思いました。

    投稿日:2009/01/29

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  • 街でも村でも大騒ぎ

    • ぼんぬさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子6歳、女の子2歳

    ある年の7月28日、5分間だけ、地球上から空気がなくなるという噂が、日本に広まりました。街も村も大騒ぎ。山の麓の学校の校長先生は、子どもたちのために、5分間呼吸をしないでいられるよう指導することになります。空気をためるゴムふくろの値段があっという間に10倍に跳ね上がります。校長先生と、バケツに顔をつっこんだり、息をとめる練習をしたり。
    書かれてから何月の経った作品ではありますが、社会不安が起きるたび、いつの時代にもこのようなことはありそうです。

    投稿日:2023/04/27

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  • 笑い話で良かったね

    5分間だけ地球から空気がなくなるなんて、ありえない滑稽噺に真剣になってしまう人間の思考構造を、思いきり笑い飛ばせませんでした。
    これほどのことはなくても、愚にもつかないうわさ話を真に受けて大混乱になったことがあるからです。
    嘘だと思っていてことが、いつの間にか現実味を帯びて、善意から流言流布の片棒を担いだことだってありました。
    コロナウイルスによるパンデミックだからこそ、感じることの多い本かもしれません。
    でも、一人生き残ったって、どれだけ意味があるのだろうと考えるに至った、多くの人の「悟り」には考えさせられました。

    投稿日:2022/02/15

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  • 家族愛!!

    • あいあい☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子12歳、男の子11歳

    いよいよ明日、地球上から5分間だけ空気がなくなる、という日。

    少年は、母の胸に抱かれながら、思います。

    「こうやって、家族抱き合って 死ねるなら
    つらいけど なかなか いいかもしれないな」

    この部分が、このお話を読んでいちばん、ぐっと来ました。

    貧乏だけど。
    もうすぐ、死んじゃうけど。

    でも、家族みんないっしょなら、いいかもな。


    その少年の思いに、思わず、涙が出ました。


    そんなふうに、家族、愛し合っていけるって、
    すばらしいと思います。

    どんなにお金がたくさんあったって、
    その想いに、勝ることはないと思いました。

    投稿日:2014/01/28

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  • 子どもに良かれと思う親心…

    • 楽葉さん
    • 60代
    • じいじ・ばあば
    • 埼玉県

     昔…日本全体が貧しかったころのハレーすい星騒動に
    取材した話…
     
     地球に近づく天体の影響で5分間だけ空気がなくなる…
    という情報が山間の村に伝わった…
     噂に翻弄される人々、覚悟を決め動じない多くの庶民…
    その中でお金にモノを言わせて我が子だけは
    助けたいと品薄で高価な自転車チューブを
    背負わせる地主の姿は今を生きる人々の心情とリンクする…
    理屈と権威で周囲を納得させようとする校長は
    現代の専門家と称する学者のようだ…

     二俣英五郎のちょっととぼけたようなそれでいて
    人間の表情を的確にとらえた絵がこの作品に不思議な
    リアリティを与えている…

     現在の情報過多状態の中で、情報の本質を見抜く知恵と
    どこかキッパリと切り捨てる潔さを持つため、
    この本を大人が読むことは大いに意味があると思う

    投稿日:2012/11/15

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  • 怖いなあ

    • イザリウオさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子11歳、男の子9歳

    小3の次男に読み聞かせをしました。

    ちょっと内容が難しくて、途中の「なんで空気がなくなるのか」
    という説明がつまらなかったみたいだけど、物語の終わりのほうは、
    みんなが本当に空気がなくなったら・・・と考えている人々を見て、私ももし・・・なんて考えたら、すごく怖くなりました。

    5分間って、普段はあっという間で、考えることもないけど、空気が5分間なくなると思ったら、なんて長い時間なんだろう。

    6年の長男もこの話を知っていて、やはり理解力があって、空気がなくなるって怖いよね、と三人で話しました。

    小学校高学年向きですね。

    投稿日:2012/03/24

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