ピンクシリーズ第4弾。
これまでの3冊は、ヤマメのピンクがどんどん成長してきましたが、この本はまたピンクの子どもの頃に戻ります。
今回は、ピンクの住む山と、そこを訪れた人間との関わりに重点がおかれています。
人間は、自然界の生きものにとっては残酷なことをしています。
自然界の中でも、もちろん残酷なドラマが日々あるわけです。
自然も人間も、全てが厳しく関係しあって、毎日が過ぎていくのですね。
ピンクの住む山には、山菜があり、四十雀の鳴き声がひびき、サラサラと渓流が流れている。
絵本だから音は聞こえないはずなのに、なんだかこの本を見ていると、自然にあふれる山の中の音が聞こえてくるようです。
山に行きたくなります。