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しでむし」 みんなの声

しでむし 作・絵:舘野 鴻
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\2,200
発行日:2009年04月
ISBN:9784034370506
評価スコア 4.57
評価ランキング 5,865
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  • プチ・プチ・ファーブル

    シデムシは、動物の死体に卵を産みつけ、死体を栄養として成長する生態を持つ虫。
    この本ではアカネズミの死体に産み付けられたシデムシの成長を微細に描いている。

    リアルすぎて人によっては気持ち悪くなっちゃうかも?
    特に親シデムシが作るアカネズミの肉団子は、想像するとちょっと引いてしまう。
    でも、生命とはそうやってなりたっているもの…。
    生命の連鎖を上手に伝えてくれる科学絵本。

    図鑑好きの子に自分で読んでもらいたい。
    絵があまりに精密すぎ、リアルすぎて相手を選ぶので、読み聞かせには向かない。
    (あと、本自体とても大判なので持っていると腕が死にます(笑))
    文量も結構多いので、小学校中学年以上におすすめ。

    作者の舘野鴻さんは、熊田千佳慕(「日本のファーブル」「プチ・ファーブル」呼ばれた)に幼少よりに師事し、図鑑の生物画の仕事を主にしている人物。
    この本で初めての絵本出版となる。

    投稿日:2010/06/25

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  • 死出虫

    シデムシ?
    実は、死出虫という表記もある、死体を食べに集まってくる虫だそう。
    少しおどろおどろしいですが、これも生きる術。
    冒頭から、アカネズミの死が描かれます。
    そして、シデムシの登場。
    アカネズミの死体を加工し、肉団子にして子どもを育てるのですが、
    その子育ての様子が何とも愛おしいです。
    お父さん虫は、早々と子育てから離れますが、
    因果応報か、今度はアカネズミに食べられることに。
    大きな命のつながりを感じることができると思います。
    作者の、生き物への思いがひしひしと伝わってきます。
    小学生くらいから、しっかりと体感してほしいです。

    投稿日:2021/03/15

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  • 虫は苦手ですが、見てたらかわいく思えました。

    • てんぐざるさん
    • 50代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子24歳、女の子19歳

    舘野さんの絵本の紹介の記事をたまたま読んで気になったので図書館で借りてきました。
    ほんとにすごく丁寧にじっくり時間をかけて作り上げられているんだと、感じる作品でした。

    最初に登場する可愛いあかねずみが主人公ではなくて、そのあかねずみの死骸にやってきた「しでむし」が主人公です。(タイトルからも分かりますけどね)

    実際、この作品を読むまで、「しでむし」という虫のことは知らなかったし、死骸に集まるのは蛆虫とかハエだけなんだと思っていました。気にとめたこともなかったです。

    描写がリアルで、ものすごくたくさん観察されたんだなと感じました。正直、虫はあまり得意ではありませんが、こんな風に丁寧に紹介されると、かわいいなと思ってしまうから不思議です。

    投稿日:2019/07/24

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  • 圧倒されました。

    しでむしってなんだろう?とタイトルに疑問をもって、なんとなく手にしましたが、ページを開いてびっくり!
    息づかいというか、あたかも草むらにいるような感覚になって、圧倒されました。
    図鑑や解剖図などを手がけている作者さんならではの作品です。他にも「ぎふちょう」という作品もあるようなので、ぜひ見てみたいと思いました。

    投稿日:2019/01/01

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  • 気持ちわるい

    虫好きの子供のために借りてきたのですが・・・・リアルな感じがとっても気持ち悪かったです!!子供は絵本の中に引き込まれていました。初めて見る虫だったので、興味津々で、明日お外に探しに行くって張り切っていました。

    投稿日:2012/07/04

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  • 命の絵本

    とある雑誌のコラムでみた絵本。
    科学絵本の域を越えた
    読み応えがあると絶賛されていたので
    手にとりました。
    しでむしって、何?
    っていうところから始まった私でしたが、
    ページをめくるごとに
    その命の神秘にくぎ付け!
    科学絵本ってあんまり手にとらないのだけれど、
    これは、読んでよかった!と思いました。
    ちょっとグロテスクで
    こわいかもしれないけれど、
    命がめぐっていくということを
    子供たちにとてもわかりやすいと
    思いました。
    こんな絵本も貴重だと思います。
    小学2年生くらいに読んだら
    ぴったりかなと思いました。

    投稿日:2009/12/02

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