タイトルの通り、おおかみのお医者さんが表紙に描かれています。アップで!大型の絵本ということもあり、迫力があります。(なかなかのイケメンだと思います)
さて、こうさぎのマルクは朝から具合が悪く、お母さんはマルクをお医者さんに連れていきます。もぐらのお医者さん、犬のお医者さん、鳥のお医者さん、猫のお医者さん・・・。いろんなお医者さんのところへ出かけていきますが、どのお医者さんのいうことも、なんだか変!困っていると、ふくろうが「よい いしゃが おる」と言って、別のお医者さんを呼んでくれるのですが・・・。
病気になった時の心細さ、信頼できるお医者さんにめぐり合えないあせり、おおかみのお医者さんが現れた時の驚き!お母さんうさぎの心の動揺がよくわかり、お話の先が気になり、ページを 次へ次へとめくりたくなります。また、しっかりと描きこまれた画面は、見ごたえがあり、とても良い絵本だと思います。
一緒に読んだ娘の第一声は 「うさぎのおいしゃさんは、いなかったの?」 うーん、確かに!
裏表紙の絵が面白いですね。お医者さんたちの集まりの記念写真でしょうか?ここにも、うさぎのおいしゃさんは いないなぁ・・。