雑踏の音や汽笛まで聞こえてきそうな、スズキコージさん独特の
ダイナミックな絵が魅力の絵本です。
HOGETAからHOIZAまでひとりで汽車旅をするエンソくん。
途中のHONTOという高原の駅からはたくさんのひつじたちが乗り込んできます。
おまけに、ひつじかいは汽車の通路にドサッとひつじのえさをぶちまけます。
もしもこんな汽車に居合わせたら目がテンになるだろうな〜(笑)。
一斉に食べて一斉に眠る、ひつじたちの絵が圧巻です。
文も少ないので、エンソくんと一緒に汽車旅するつもりで、じっくり絵を見ながら
読むことができます。すると、途中までエンソくんの向かいに座っているおばさんは、
ココにも描かれているな、など読むたびに発見があります。
息子が好きな絵本ですが、これを読んでいると
私も一人旅していた時のことをふと思い出したりしました。