麦を育てていた農夫、満足な毎日の中一つだけ気に入らないことが...
それは6羽のカラスがうるさいこと。
農夫はカラス達を追い払うために案山子を作ります。カラス達はびっくり!
でもカラス達も負けていません。
葉と枝で大きな鳥を作って農夫を怖がらせます。
そうなると農夫も負けじともっと怖い案山子を作るのです。
農夫対カラスの対決はエスカレートするばかり。
それを見ていたふくろうが「農夫とからすとどっちがばかなのか」と
素敵な提案を申し出ます。
それは対話で解決すること。
そして、あれほどいがみ合っていた農夫とからすが
魔法の言葉で仲直りするのです。
魔女にならなくても私達は素敵な魔法が使える。
「言葉」という魔法。
時にはけんかに引き起こし、時には誤解を招くけど
話し合えばきっと分かり合える。
「ありがとう」の一言がみんなを暖かく包んでくれるし
「おはよう」の一言が元気な一日をくれる。
そんなまほうの言葉があることを教えてくれる絵本です。
会話が苦手な私ですが、まほうの言葉を持っているから勇気を持ってねと励ましてもらった気がします。