はたこうしろうさんの絵本を勉強する会があるため読んでみた本です。
モンスターというよりは恐竜、スコットランドでは水馬と呼ばれるものらしいですが、息子も男の子なだけに恐竜好きということで、その時に読んでいたドリトル先生よりもこちらの方を先に読みたがりました。
息子はタイトルから、おふろからかいじゅうが出てきた「おふろかいじゅうカルルス」のようなお話を予想したらしいです。
それでタイトルをもう一度見直して「『おふろのなかからモンスター』というよりは『拾った卵から生まれたモンスター』の方がいいんじゃないの」とツッコミを入れていました。
今までガミガミじいさんと呼ばれていたおじいさんの変貌ぶりに驚きました。おじいさんにも夢見る少年時代があり、モンスターの登場で少年の心が蘇ったようですね。
ディック・キング=スミスは、中学年向けの動物を主人公とした児童書が多く、これまでも息子に何冊か読んだのですが、息子はさほど動物好きというわけでもないので、あまり興味を示さなかったのですが、この本だけは、途中でやめると「いいところでやめてだめ」と怒られました。
もし、恐竜を飼うことになったらこの家族と同様の飼い方をするのだろうと思いました。息子は家だと飼うところがないから無理かなと、頭の中で自分で飼ってみたらどうなるかを想像してみたようでした。
総ルビではないので、一二年の漢字をマスターした二年生の後半ぐらいから一人で読めそうな本だと思います。