「14ひきのおつきみ」 みんなの声

わが家は冬に読んでしまいましたが（笑）十分楽しめました。
９月に読むと更にグッドです！
「おつきみ」というだけあって、月が登場するページは本当に幻想的で、
もちろん大好きなページですが、夕焼けのページもオススメです！！

おつきさん　ありがとう、たくさんの　みのりを　ありがとう、
やさしい　ひかりを　ありがとう。

という台詞が私は大好きです。
「みのり」ってなに？と娘に尋ねられ、説明したものの、
十五夜といえば毎年、ただ果物を買って、食べるだけ、、、（恥）。
来年の十五夜は、キチンとお祝いして、手をあわせようと思ってます！！

１４ひきシリーズ、色々読んできましたが、私は未だに登場人物
（１０匹の子供達）の顔と名前が一致しません（恥）。
いちいち、表紙をみて、確認していますが、娘は完璧のようで、
「あ！とっくん、何やってるの〜？アハハハハ！」
「はっくん、あぶないよ！」「にっくん、おかしい〜〜〜！」
と、一人で「発見」しては、サイドストーリー（？）を楽しんでいます。

おなじみの１４匹のねずみ一家がお月見をします。
圧巻なのがお月見台まで上っていくところ。
どんどん下のお父さん、おじいさんが小さくなっていきます。
高所が苦手な私は思わず身を硬くしてしまいました。
高くなるにつれ色づきはじめた葉と実がそこここに見えてきます。
虫たちも探してみましょう。
やがて月見台は夕焼けに染まり、夜の広がり、月明かりと色調が絶妙です。
ちゃあんとすすきもお団子も供えていますね。
こういう季節の行事、大切にしたいですね。

絶対、絶対、オススメです。
14ひきシリーズは有名ですが、その中でも一番好きです。
姉に薦められて最初に手にしたのがこの本でした。
絵も可愛いし、色がとっても温かくて、心に染みます。
《おつきさんありがとう、たくさんのみのりをありがとう、やさしいひかりをありがとう。》
読み終えたあとに、優しい気持ちになれる本です。

本書では、１４ひき家族がおつきみをする様子が、準備のところから描かれています。日が暮れるに従って変化する空の色とか、ぽっかり浮かんだ大きな月とか大変印象的です。文もいつもながらほんと読みやすく、かつインパクトが強い名文と思います。子供たちは尺取り虫とてんとう虫が気になるようで、ページをめくる度に一生懸命探しています。こういった細かいところに手を全く抜かないのもこのシリーズの魅力ですね。
それにしてもお父さんたちはどうやって登ってきたんでしょうね？くんちゃんが使っていたエレベータ（？）は誰か下で引っ張らないとだめだし。大人専用の階段があるのでしょうか？

１歳くらいからお月様が大好きな娘に、お月様がきれいで文章が短い絵本を探していて、出会いました。
本屋さんでぱらっとみていいなっと思ったのですが、予想以上に娘が気に入り、今では１４ひきシリーズを集めています。
娘が好きな理由は・・・・１４ひきの中に自分によく似た「くんちゃん」って言ういつもお人形を持った小さな女の子がいること。１４ひきの他に色々な生き物が出てきてそれを探すのが楽しいこと。そして立体感あふれる手作りのお月見台で、大きく美しいお月様をみんなで見るところ。です！
おじいちゃん、おばあちゃんと一緒にたくさんのみのりに感謝して手をあわせます。大人も遠い昔を思い出すようなあったかい絵本です。

１１ひきのねずみの家族が、お月見をするためにお月見台を作って夕日が沈んでいくところから夜まんまるお月様が出てくるところまで眺める絵本です。おそなえしたお団子やくりの実をみんなで食べるシーンはとても季節感があふれているなと感じました。
色合いもきれいで、お月様を題材にした絵本のなかで特に素晴らしい絵本だなと思いました。
中秋の名月を迎える9月、是非お薦めしたい1冊です。

　ちょうど発行されたばかりの頃見つけて手にしたときはまだ独身でした｡その頃から大好きで何度も何度も開いていました｡今では二人の娘達が大好きです｡毎年お月見は欠かさずススキと月見団子をお供えして、この本を開きます｡こんな立派なお月見台はないけれど、雰囲気に浸ることが出来ます｡今年のお月見も晴れますように・・・

１４ひきシリーズはどれもきめ細かい絵でステキですが、この本は特に昼間から夜への移り変わりがきれいです。昼間からみんなでおつきみの準備をしていくうちに、夕方になり暗くなってきます。この移り変わりの色がとってもきれい。１４ひきシリーズで定番の家族の食卓も薄暗い中にぽっかり浮かぶお月様をバックにいつもと違う雰囲気を味わってください。
１４ひきシリーズのビデオはＣＧを駆使した今時のビデオではないけれどなんとも言えない雰囲気があって良いです。うちの子供は大好きです。

くんちゃんがお月見台めざして、木をどんどん登っていくシーンから、お話は始まります。この微妙な角度が娘には、とても新鮮にうつるみたいです。くんちゃんを追いかけながら、木々の虫たちや小鳥にも目をとめることに。１４ひきの家族が協力して作ったお月見台には、数々のお供え物が飾られます。そしてもえるような夕焼け。そして日が落ち・・・
このあたりは、ぺーじをめくるごとに映画を見ているようです。とても色彩豊かでうっとりしてしまう。
そして待ちに待ったおつきさん。
娘も私もこのページで感嘆の声をあげるのです。お月見という日本古来の風習。最近ではちょっとわすれがちだけど、「おつきさん、ありがとうという」本来の感謝の気持ちを忘れずにいたいものですね。

いわむらかずおさんの絵は本当に素晴らしい。実際に模型を作って、描いているんじゃないかと思わせるような精密な絵です。ページを重ねる毎に木の上に登っていきますが、前ページとのつながりが解る様に描かれています。また、昆虫や動物たちの動きや登場するタイミングなども、ものすごく考えて描かれています（と私は思っている）。夕方から夜になるシーンの背景の移り変わりや、月が昇りそれをみんなで見ているシーンなどは涙もんです。正直、文書が無くてもストーリーは伝わります。
「１４ひきのひっこし」から始まるシリ−ズ物の１冊ですが、どこから読んでも楽しめます。