「マクドナルドさんのやさいアパート」 みんなの声

インパクトのある表紙に惹かれたのでこの絵本を選びました。モノトーンとカラーの使い分けがとても上手にされているのが良いと思いました。ユニークなアパートに驚きました。野菜が安心して暮らせるアパートとはさすがだな！と感じました。近所の人も美味しい野菜を食べることが出来て幸せだと思いました。

白黒のみのこの表紙，子供は読みたがるかな？と一抹の不安もありましたが，小学校１年生の娘は図書館でこちらの絵本の世界にすんなりと入っていけたようです。
マクドナルドさんご夫妻がアパートに野菜を栽培していくお話なのですが，すごいことに！ナンセンス絵本でしが，とても面白いです。そしてハッピー！

“やさいアパート”
やさいをたくさん植えているのかな？
それとも、売っているのかな？？
…ま・さ・か！？でした。

アパートの管理人のマクドナルドさん。
真面目で働き者だから、こうなっちゃうのです。
そりゃあ、アパートのオーナーはカンカンです！

でも、そこはさすが、敏腕（？）オーナー。
ビジネスセンスは抜群です！
やさいだけが着色された絵も、センス抜群です！！

端から端まで、とーっても斬新なお話でした！

子どもも大人も大満足の絵本です。野菜はカラーでその他はモノクロという挿絵もおしゃれですし、ユーモアを交えた発想もおしゃれ。奇想天外の展開も楽しく読み進められます。
夢中になって周りが見えなくなるマクドナルドさん。その暴走行為を止めることなく同調する奥さんも素敵です。最後のうれしいオチにはついニンマリとしてしまいます。
同じ著者の『どうぶつにふくをきせてはいけません』『１ねんに３６５のたんじょう日プレゼントをもらったベンジャミンのおはなし』も超オススメです。

はじめは「マクドナルド」という本の題をみてすっかり勘違いした４さいの娘のために読みました。ありえない設定だけど、やろうと思えば可能かもしれない・・・アパート改造計画という微妙さがとても面白いと思いました。
モノクロームの中にある野菜の鮮やかな色彩に自然と視線が向いてしまいます。
ハッピーエンドの結末に読み終わった後の気分もにこにこ！
４歳もばっちり楽しめました。１１歳の息子にも見せたところ面白いという返事だったので、小学生の読み聞かせに使ってみようと思います。

図書館でお勧めされていました。
一階の薄暗い部屋に住む管理人のマクドナルドさん。
育てているトマトが枯れそうなので、日の光を入れようと生垣を切る。
すると、トマトは元気に育ち大喜び。
気をよくしたマクドナルドさんは空き部屋にも野菜を植え、家畜を飼い・・・

息子はそんな展開にクスクス笑っていました。
天井からにんじんが顔を出す絵を見てニヤニヤ。
窓から牛が顔を出す絵を見てゲラゲラ。

でも大家のレンタルさんがお店を始めると「おぉ〜」と感心していました。
発想の転換が素敵ですね。
読み終わるととても良い笑顔をしていました。

はじめのページの　キャベツ　
ー世界中の子どもにささぐー　（とても気に入りました！）
バレット夫妻なんでしょうね・・・　マクドナルド夫妻は！
アパートの管理人の部屋は１階で日当たりが悪くて、おくさんが大事にしていた　トマトの苗がしおれてしまう　そんなきっかけで垣根を取り払うのです（ゴルフしてるの　マクドナルドさん）
トマトが生きかえり真っ赤なトマトができて　喜びを感じた夫婦は　なんと　アパートを野菜畑にするんですね！
すごく　おもしろい　発想に　共感しました！（自分ではなかなか　出来ないことを絵本で楽しめたのですから！）
ナンセンスと言えばそうなんですが　本当に　発想がいいな〜
アパートの住人はみんな居なくなり　　アパートの持ち主のレンタルさんは　家賃が入らなくて怒りますが・・・・
絵を見ていると奥さんがカラスを追っ払ってるところなんか笑えますね！
レンタルさんの怒った顔も笑えます　とにかくおもしろい絵本でした
こんな　夫婦の作った野菜は美味しいでしょうね！　食べてみたいです
おもしろい絵本なので是非みんなに読んであげたくなりました！
絵本好きの貴方もどうぞ！

新鮮で美味しい素晴しい野菜を誇りにして育てているマクドナルドさんは念願叶って幸せだと思いました。持ち主のレンタルさんは、さすが経営者らしく考えることも儲けることにアイデアが素晴しいと思いました。白黒の中で野菜たちが色づけしてあるのがわかりやすく目立ってました。とても印象に残る絵本でした。

「どうぶつに　ふくを　きせてはいけません」「くもり　ときどき　ミートボール」のジョディ・バレット／文、ロン・バレット夫妻の作品。
名前から分かる通り、奥さんが文、絵をご主人が担当しています。

この作品は、1969年の発刊で邦訳が2009年。
驚愕すべきは、40年も前にこうした発想の作品を世に送り出していること。
「どうぶつに　ふくを　きせてはいけません」で、「余程寒い日に犬がコートを着る以外は、断固として、動物に服を着せてはいけないと思っている」とあり、およそ40年も前に、こんなことを考えていることに驚きましたが、今回もアパートで野菜を栽培するという発想に驚きです。
実際に、今、商社などがビルでの水耕栽培を推進している光景を目にしますが、40年前の絵本の題材になっているのですから、驚愕としか言いようがありません。

主人公のマクドナルドさんは、4階建てのアパートメントの管理人。
奥さんが大事にしていたトマトが枯れてしまったので、その原因であった窓の外の生垣を取り払います。
生垣の跡地がガランとしたので、マクドナルドさんは、野菜を植えたのですが、ここからマクドナルドさんの暴走が始まります。
住人達が引っ越すと、そこに、野菜を植えてしまうのです。
階下の天井に根菜の根っ子が突き出たとか、サツマイモのツルが蛇口から出たとか、ありえないエピソードが満載で、大笑い。
しまいには、全住人が引っ越してしまうのですが、そこに、大家のレンタルさんが来て、マクドナルドさんは解雇されてしまうのです。
部屋番号に、１Ａ　管理人、１Ｂ　めうし　１Ｃ　トマト　１Ｄ　ニンジントマメ・・・とあって、レンタルさんが逆上するのも分かりますよね。

その後のオチが最高で、最後のページは、見るだけで愉快な気持ちにさせてくれるでしょう。
絵は、基本的にモノクロで、野菜だけがカラーというのも、お洒落。
古さを全く感じさせない古典的名作としてオススメします。

マクドナルド夫妻は真剣です。
まじめに趣味に没頭しています。
日光を浴びたトマトがおいしく実り
幸せを感じたのでしょう。
アパートの空き部屋ににんじん、芋を植え
牛まで飼いました。

迷惑がった住人がどんどん退去し
マクドナルドファームは拡大していきます。

生みたてたまご、絞りたて牛乳、
新鮮取れたて野菜。
アパートが産地直売所に変わりました。

呆れるけど、お幸せなご夫妻のお話でした。