行事むかしむかし、ということで、行事の由来を収めたシリーズの3月。
長崎地方に伝わる雛祭りの由来話。
お金持ちの夫婦が、子宝を願ったところ、箱に入った50個の卵を授かります。
ところが、不気味がった主人が川へ捨ててしまい、
それを、貧しい夫婦が拾い、大事に育てたところ、かわいい娘50人になるのです。
50人の女の子が卵から生まれる絵、表紙から衝撃的な迫力です。
科学的な見地からすると、教育上問題があるかもしれませんが、
そのあたりはきちんと説明して、あくまで伝説として、
子宝を切望する夫婦の姿を伝えたいですね。
親孝行な娘たちの様子が、それはそれは愛らしいです。
古来、娘たちへの想いを、雛人形飾りに託してきた人々の姿を体感しましょう。