「じごくのそうべえ」「そうべえごくらくへゆく」に続いて、3冊目のそうベえです。
作者はそうベえや、その仲間のふっかい(インチキ山伏)、ちくあん先生(ヤブ医者)がとても気に入っているようですねー。すごく楽しそうに絵筆が動いているって、印象を受けます。
今回のそうベえたちは、月うさぎに呼ばれて、なんとお月様の病気を治しに宇宙へ出かけていく話です。
宇宙には星座たちや、暗黒星雲なども登場し、(今まで登場した閻魔様とか、お釈迦様やらもすごいですけど)なんだかやけに壮大な話になってきています。
お月さまを治す為に、そうベえたちはそれなりに真剣に行動しているのに、何故だかどんどん可笑しなことになってくる所が見物です。
それにしても、何が真っ黒けなのかと思いきや、暗黒星雲をやっつけた墨のようなものをかぶって、そうベえたちが真っ黒けになってしまったとは!
更にその墨のようなものをとるのに、双子座の寝小便(おしっこ)をかけるなんて、すごい発想です。