でこちゃんのほんとの名前は、「てこちゃん」でも、お母さんが髪を髪を切りすぎておでこ丸出しの髪型になってから、みんなが、でこちゃんって呼ぶようになったんです。これが、前作の『でこちゃん』のお話。
そのでこちゃんのおうちに、いとこのらすた君が遊びに来るの。
そうすると、お父さんもおじいちゃんも、お姉ちゃんも、お兄ちゃんも、そして、ネコのにゃごまで、みんなみんな、らすた君とばっかり遊んであげるんですね。
ご飯の時だって、おふろの時だって、みんな、らすた君のことばっかり気にかける。
でこちゃんは、らすた君が来てから、どうもおもしろくない。
でもね、おやつに買うケーキ、何がいい?って話になって「いちごのショートケーキ」2人の意見が一致。
ケーキを食べた後、最後に大好きないちごを食べる、その食べ方も一緒。
2人の距離は一気に縮まるんです。
「へんな顔すき?」「好き好き」「穴とか隙間好き?」「好き好き」「粘土のにおいかぐに好き?」「好き好き、クレヨンもかいじゃうよ。」「フラフープでくねくねするの好き?」「好き好き」意気投合するんですね。
そして、2人とも、その中でも1番好きなのは、忍者ごっこ。
最後には、家族みんなで忍者ごっこ。でこちゃんとらすた君、最後には、すっかり仲良くなっちゃいました、というお話です。
子供の好きなもの、くせ、よくとらえている本だと思う。そして、あやしくも、底抜けに明るいでこちゃんの家族に乾杯!