「すにっぴい」と「すなっぴい」っていったい何かと思ったら、これは主人公のねずみの双子の名前です。
「ぐり」と「ぐら」みたい。で、名前が似ているので、最後までどちらが女の子でどちらが男の子だったかわからなかったけど...
2匹のねずみたちは、干草畑の片すみに住んでいて、人間の社会とは縁遠い生活をしていました。
でも、好奇心はあったのよ。お父さんが読む新聞には、広い世界のことや、台所の棚のチーズのことなどが書いてあったから...
そこで1度だけ大冒険をするのです。
はじめて見る人間のうちは、不思議なものがいっぱい。
じゅうたんやイス、モップを見て、すべて変わった植物だと思ってしまう2匹の様子が楽しいです。
はじめて見るものって何かわからないもんね。
絵は色なし。白黒だけだけど、それはぜんぜん気にならない。
ただ、お話はけっこう長めなので、あまり小さい子にはむかないかな。