思い出は ひとつの魔法
で始まる物語。
ある日、ヤヤのもとに一通の手紙が届きました。そこには、ひいおばあちゃんの名前〈ふかもりカスレ〉と書かれてありました。カスレおばあちゃんには、不思議なお友だちがいっぱいいたと、おばあちゃんから聞いたことがありました。
ヤヤは手紙を持って、二階を通って、納戸に行き、そこで、ひいおばあちゃんの思い出と出会うのです。
そして いまも ひとつの魔法
『魔女の宅急便』の作者である角野栄子さんの作品です。ひいおばあちゃん宛の20通の手紙から、その人生が読み取ることができます。そして、それぞれの手紙の絵を描いた作家さんがみんな違うのです。とても迫力があります。それぞれの世界観で描かれた不思議な魔法の世界、それは、人の成長とともにどんどん変わっていく、そして受け継がれていく、そんな気がしました。
私にも、こんな手紙届かないかなあ。