小学五年生の少女ノアと、ドディ少年の、書簡体小説。
ふたりの間でやりとりされた「手紙」が、そのまま物語となっているのです。
やりとりを続けるうちに、ノアはドディに会いたいと思い、その気持ちを伝えます。
でも、それをドディは嫌がるのです…
それは、ドディが、車椅子に乗っているから。その姿を、ノアに見られたくないから。
でも、そんなこと(!!)にノアは屈しません。
本当に相手を思いやるからこその言葉を、手紙で伝えます。
「ドゥディの家を訪ねてほしくないのね。オーケーです。訪ねません。わたしが会いたいっていうたびにおこるのね。オーケー。もういいません。だけど、それでどうなるかしら?わたしの手紙は、わざとらしくなるはずです。ひとこと書くたびに、ドゥディを傷つけやしないかおこらせやしないかって、十回も迷うから。それでいいの?」
その後の展開は、読んでからのお楽しみ…!
同年代の子どもたちに、そして大人にも!!是非、読んでみてください。図書館には、きっとあります。