佐竹美保さんの表紙の絵を見て、これは下の子の好みだな。と、図書館で借りてきました。
まりちゃんが、大好きなおばあちゃんから受け継いだお庭は、不思議な出会いがいっぱいあるお庭だったのです。
物語は7つの短いお話から構成されています。
文字は比較的大きく、行間も開いている上、イラストもわりと頻繁に出てくるので、年齢的には、主人公まりちゃんと同じくらい(まりちゃんは小4)お子さんだと、親近感が湧いて読みやすいかと思います。
最初読み始めた時は、すべてに黒猫が登場するのかと思ったら、
この表紙絵の黒猫が登場するのは2話と7話だけで、
あとはその他の庭にやってくる不思議な生き物たちと、まりちゃんとの交流を描いた物語でした。
この作者の作品は初めて読みましたが、物語の世界観がはっきりとしていて、とても読みやすかったです。
うちの子も、「いいね、いいね〜」と言いながら、一気に読み切ってしまいました。
猫や小動物がが好きなお子さん、日常生活にすごく自然にやってくるファンタジーが好きなお子さんに、特にお薦めしたいです。
ちなみに私も下の子も、「もぐらののぞきめがね」に登場するもぐらがよかったです。