「ウエズレーの国」 みんなの声

主人公のウエズレーは、一人だけ変わっているから、友達がいなくて仲間外れ。
でも、部屋を見たって天才発明家そのもの。
そして、夏休みの宿題に自分だけの文明を作ることにしたというのが、この壮大な物語の始まりになります。

ウエズレーは、新しい植物が庭に生えたので、大事に育てますが、町の他の人なら間違いなく引っこ抜いてしまうところ。
だって、この町の人々は他の人と同じことをするのを常としているのですから。
これって、人間の縮図のようで、同じことをすれば良いのかという提言のようになっている気がしてなりません。

その植物は、やがてウエズレーの国の食糧となり衣服となり彼の文明が起きるのです。
私たちが子供のころ、思い描いていた自分だけの秘密基地を地で行っているお話なので、つまらないはずがありません。
子供も話に夢中だったし、読んでいる大人も完全に引き込まれてしまうこと疑いなしです。

自分で考えることの大切さも教えてくれる大変盛りだくさんの絵本です。
ケビン・ホークスの絵も、赤、青、緑と言った色遣いがとても奇麗で、お話を盛り上げてくれています。
ぜひ、小学校の夏休み前に読んで欲しい必読書です。

いつもみんなから仲間はずれにされていた男の子がやったこと、それは、自分で自分の国をつくることでした。

いじめられたり、親からも「ういている」などと思われていたら、きっと立ち直れないかもしれないのに、この男の子の精神力はすごいと思います。きっと、これまでの経験をばねにして今まで内に秘めていたパワーを全開したんでしょう。この強さが、自然の力を味方にしてすばらしい国をつくるまでになったのでしょうね。

お庭に生え始めた植物が色鮮やかで、男の子を応援し、助けてくれているかのようでした。男の子だけではなく、私たちまで、心が晴れ晴れしてくる本です。

今の時代にピッタリな絵本かもしれませんよぉ♪
子どもが普段遊ぶことと言えば、ＴＶゲームやインドアな事…と
現代の世の中はそんな傾向があります。
自然が減ってしまったと言うのもありますけど…。

そんな中で、この絵本のように想像することはきっとあると思います。

もし、自分の庭に知らない種が飛んできて…
見る見る大きくなって、そんなところでのんびりと
ん？このタネは何の種だろう？と知りたい事もいっぱい

な〜んて思うだけで、楽しさが膨らんじゃいますよね。
男の子でも女の子でも大人でも、その心を忘れないでほしいものです。
だから、全ての人にオススメですよぉ♪
色鮮やかにのびのび描かれたこの絵本を
ぜひ読んでみてくださいね（＾▽＾＊）

小学生になると、多少はいじめる側いじめられる側にまわったりすることでしょう。社会問題になるようないじめとは無縁でも、小さなやりあいは経験するものです。
また自分は他の子とはちょっと違うみたい。そんな感覚を持つ子供にも読んで欲しいなぁ。
いろんな子供に読んで欲しい。

また純粋に文明の成り立ちが見られておもしろいですね。
それを一人でやっちゃうかな。彼は地球上になにがあっても生きていけそうですね（笑）
ここまでマイワールドを作ってしまえば、周りもひきこめそうですよね。
自分の世界を持つことは決して悪いことではない、たとえ周囲とは違っていても。
逆にそれを極めてしまえばプロフェッショナル。
そんなメッセージを受け取りました。
とってもおもしろかったので、娘と楽しもうと張りきっていたのですが却下されました。小学生からかなぁ。

すごいすごい！！！周りからもちょっと浮いていて
いじめられたりしていたウェズレー、でもそれに屈することなく今まで習ったことを軸に
なんと自分の文明を作ってしまおうと言うから
なんと壮大なお話だろう。
それも自分地の庭にですよ！
ウェズレーが植えた植物からそれはそれは色んなのに
使用できるんですよ。
何ができるかはぜひ読んでもらいたい。
子供にはこうあってほしいなぁって思う私の気持ち。
だってウェズレーはとっても逞しいですもん。
もう一人ウェズレーの行動がとっても気になるお隣の
おじさんも怪しくてついつい各ページを探してしまいます。

我が家の子供達には読む時期が早すぎたようでした。
きっと小学校３年生くらいだと、もっと面白いと思いました。
ただ絵がとても美しくて、自分で家を作って、星空を見て寝るというところが子供なりに、「いいな〜」と感じられたようです。
ちゃんと理解してもらいたい１冊なので、２年後にまた借ります！

ウエズレーの住む町では、家の形はどれも同じ。
畑に植えている野菜も同じ。
髪型も、好きなものも、他の子とは違っているウエズレーは、みんなから浮いた存在。

夏休みの自由研究で、自分の文明を作る事にしたウエズレー。

今まで学校で習ってきたことを、活用してどんどんいろんな工夫をしていくところが素晴らしいです。
本来、子どもは発明家で冒険家です。
知識を応用して、いろんなことを思いつきます。

ハンモックで癒されているページが素敵です。
子どもの頃、ハンモックに憧れました。
自分だけの文字を作った事も思い出しました。

子どもたちに、生きる力を教えてくれる絵本です。

ウエズレーはちょっと変わった男の子。
だから友達もいないのです。
それなら、とひらめいたのが、庭の片隅に自分の国を作ること。
このウエズレーの行動力が素晴らしいのです。
全てが自給自足！
作物は衣食住全てを満たしてくれることが実践されています。
何とも器用なウエズレー。
道具類も工夫に満ちています。
最後にはウエズレー語まで作ってしまうのですが、
この文字も何とも魅力的です。
くっきりとした絵が、とてもリアリティな印象です。
なんだかうっとりしてしまいました。
同じ男の子、我が息子達も、ウエズレーくらい生きる能力を
持ってくれたらなあ、とため息が出ました。

これは私自身がすごく感動した絵本です。（うちの子はまだ１歳なので何も分かってません、スミマセン。。でも、いい絵本なので、大きくなったら絶対読んであげようと思います！）
「みんな」と違ってると、往々にしていじめられたり仲間外れにされたりすることって、残念ながらありますよね。。　でも、ウェズレーは芯の強い子です。仲間外れにされてもいじけたりひがんだりしないで自分の世界を守っています。そして遂に素晴らしいことをやり遂げて、それまでウェズレーを仲間外れにしていた子たちも彼を認めるのです！！
うちの子にも、理不尽ないじめに惑わされずに生きていって欲しいし、そして、「みんな」と違っている人を差別するような子にはならないで欲しいと強く思います。　きっとこの絵本を繰り返し読んであげれば、そんな私の思いは伝わると思います。

それにこの絵本、絵もすごくきれいだし、ストーリーもわくわくして楽しめますよ！！　お勧めです！

スケールが大きい！
そう思いましたね｡
主人公のウェズレーがハリーポッターに似ている・・
そんな理由で手にとった絵本（笑）でしたが、すごく奥が深かったです。
現代への警告みたいなものも感じましたね。
小学生以上にお薦めです。