もうなかないよ、クリズラ(冨山房)
かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)
これ、言える? 言えたらヒーロー! みんなで遊べる! 一瞬で噛んじゃうヘンテコ早口ことば!
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とても切なくなる一冊です。 お母さんの愛情もたっぷり感じられるのですが、それがまた切なくなります。 お母さんからの手紙をよんで、何度も繰り返したい歌みたいな言葉なんて思えるところが少女の心の豊かさを感じます。 お母さんが帰ってきたらたっぷり甘えて、甘えさせてほしいなと思いました。
投稿日:2011/04/20
心の栄養となる良い絵本です。 日本でもあったことでしょうが、出稼ぎのお話で、その人を待つおばあちゃんと子どもの話。 おばあちゃんの心配も伝わってくるし、子どもの寂しさ、でも頑張っている気持ち、いろいろが絵から伝わって切ない。 お母さんが帰ってきてホッとしました。ホッとして、安心して娘に読めました。 おばあちゃんの子猫に対する言葉など、文章もよかったのですが、とかく絵が素晴らしく、悲しく暗くなりすぎない柔らかさが秀逸でした。伝わってくるものがたくさんある挿絵です。 待つ不安定さ、心細さ。どれだけわかってくれたかな。鍵っ子だから、欠片くらいは感じたかなぁ。 こういう時代背景も、ほんの少し説明しました。
投稿日:2011/04/16
出稼ぎに行ったかあさんを待つエイダ・ルースの切ない気持ちが伝わっ てきて切なくなります。かあさんは、シカゴで生活費を稼ぐのに一生懸 命で、お金が手に入って送金できるようになったらとそれを楽しみに働 いていたと思います。 日本のようには、なかなか仕事もなく、職にもありつけなかったと思い ます。日本は、就職難とはいえ、職を選らばなければ、まだまだ稼ぐ方 法はあると思います。食べることが出来て、まだよかったと思いました とても泣けましたが、かあさんからの仕送りとかあさんが帰ってきて 最後はうれし涙の結末で本当によかったです。
投稿日:2010/05/23
表紙の主人公の横顔の描き方に魅せられたのでこの絵本を選びました。主人公の気持ちをしっかりと言葉なしで表現できているのに感動しました。光りが当たっている部分と影の部分との使い分けがとても上手だなと思いました。主人公とははとのつながりが以下に強いものかをひしひしと感じる事が出来ました。御婆さんが一生懸命に主人公を温かく守っているのが印象に残りました。
投稿日:2010/06/01
私には自分のための本。旅先で買いました。 また「手紙」が出てきます。 息子や、他の子どもたちには今は読めません。 読めなくなるほど泣きそうだから。 「手紙」はメッセージそのものだけど、 「手紙を待つ」「何度も手紙を出す」「手紙がこない」 のも、メッセージのあり方ですよね。 そして「手紙を書く」ことは、受取手にはもちろん、 書く本人にとっても大きな意味があると改めて思います。 季節は冬。 温かいココアを見てると私も作って飲もうと思う・・・ 冬って、やっぱり「あったかい」イメージがあります。
投稿日:2010/04/28
お母さんがシカゴに働きに出かけるという。 背景には戦争(南北戦争?)があり、女手の働き口があるという時代。しかも、黒人であること。まだまだ黒人が迫害されている時代であることがわかれば、お母さんの不在がとても重さを持ってきます。 この絵本では、大好きなお母さんを待つ女の子の切ない気持ちがひしひしと感じとられます。 絵も極めて静かに女の子の心を表現しています。 待っても来ないお母さんからの手紙。おばあさんと二人で母親を待つ冬の長さ。 おばあさんの心持ちも感じとれます。 読んでいて、お母さんに何かあったのではないかと思わせるようなストーリーですが、母親が帰ってくることが判って自分もホッとしました。 子猫が重要な役割をしていると思います。 ところで、この絵本には父親もおじいちゃんも出てきません。 これは戦争と関係あるのでしょうか? 黒人であることと関係あるのでしょうか? それとも、この家族の事情なのでしょうか。 父親として読むとき、この絵本における「父親の不在」がとても大きく感じられ、設定によって女の子の母親に対する心持が変わっていくのではないかとも思いました。 すこし、さびしかったです。
投稿日:2010/03/23
絵本を検索した時、表紙絵が写真家と思ってしまいました。 窓(あるいはドア)の向こうをジッと見つめる少女の姿が、 印象的な絵本です。 少女がほとんどのページで外を見ているので、顔や体に当たる光の明暗の絵筆遣いが、とても素晴らしかったです。 物語には、どこからかやってきたノラネコも登場します。 うちは貧乏だから「ネコなんか、飼えないんだよ」といいながら、ミルクをやるおばあちゃん。結局、主人公の少女がお母さんのいない寂しさに、ネコの世話をしているのを、おばあちゃんは何も言わずに見ないふりをしてくれています。 この家族が、どういう状況で、女ばかりの貧しい暮らしをしているのか、詳しいことはなにも書かれていませんが、 母を待つ少女の姿に、たくさんの想いや物語が詰め込まれているように感じました。 小さなお子さんには難しいかもしれませんが、高学年から中学生くらいのお子さんにはぜひ一度読んでみてほしい絵本です。
投稿日:2010/03/20
表紙の少女の物憂げな佇まいが印象的です。 黒人の少女エイダ・ルースは、シカゴに出稼ぎに行った母を、祖母とともに待っているのです。 大好きを繰り返した母との思い出を心の支えとして、不安な毎日を過ごします。 迷いネコをかわいがるエイダ・ルースの心情が浮かびます。 祖母はネコに悪態をつきますが、それでも、きちんと世話してくれるのですね。 黒人の親子という状況に加え、戦争も背景にあります。 その中で懸命に生きるエイダ・ルースの姿に心打たれます。 また、出稼ぎに出た母も、決して状況に屈することなく、 娘にもあらん限りの愛情を伝えるところは、敬服してしまいます。 親子の愛の交流が素敵なトーンで語られていて、心に響きました。
投稿日:2010/03/18
大好きなかあさんが、シカゴに働きにいき、娘エイダは、おばあさんと一緒に暮らしています。 かあさんの出発前、その準備をしている場面から、事細かに描写されています。 絵から伝わるエイダの気持ちが、痛いほど伝わってきます。 やがて季節は冬になり、なんの連絡もない日々、そして迷い込んだ一匹の子猫。猫を飼う余裕なんてないと口では言うおばあちゃん。でも、一つ一つの行動に、深い優しさを感じます。 絵から伝わる気持ちが、まっすぐ読むものに伝わってくる素敵な一冊。こんな生活をしている子どもたち、もっと大変な思いをしている子どもたちが、今もたくさんいること、改めて気づかされました。
投稿日:2010/03/14
絵本ナビでよく見かけるので気になっていました。 絵が美しく絵の伝える情感が素晴らしいと思います。 詳しくは語られていませんが、背景には戦争があり、まだ黒人の女性は仕事を選べないということもあるのだろうと思います。 大好きなおかあさんと別れて過ごさなくてはならないということ、出稼ぎという言葉もあまり聞かなくなっているので、日本の子どもたちには背景にあるものを説明してあげた方がよく伝わるのかもしれません。 派手さはありませんが、じんわりと心に伝わってくる絵本だと思います。
投稿日:2010/02/06
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