ちょっとマヌケだけれど、憎めない天然キャラがかわいいがちょうペチューニア。いつも自分のえさは食べずに、他の人のえさばかりほしがって、とうとう柵を越えて、草が青々としておいしそうに見えた丘へと出かけていきます。
食べてみては「まったくおなじくさでした」と気がつくのですが、「いいわ。もうちょっと先までいってみましょう」と突き進むペチューニア。次々と出会う動物たちに、いたち、きつね、あらいぐま、やまねこにごようじんと言われても、気にせず奥へ奥へ。一緒に読んでいた子どもたちと、大丈夫かなぁと心配しながらページをめくっていきました。
最後にはやっぱり自分のところが一番と気がつくのですが、それを自分の目で確かめることができたのだから、冒険も無駄ではなかったんですね。自分のところに帰って草を食べるペチューニアは、とてもいい顔してます。