「きみがいま」 みんなの声

君が今夢中なのは…
きいろいカップ
おはようのうた
きらきらまぶしいあさのひかり
にじいろにかがやくむしのはね
そして…
大きなダンボールばこ

無邪気な子どもの表情が何とも言えません。
これが本来の子どもの姿。
それを守ってあげられるのはおとなのはずなのに…
『先のことなんて心配しない。明日のためにいそぐこともしない。』
本当の子供の幸せについて、考えてみました。そして、幼い頃の我が子を思い出し、心が温かくなりました。

「ちいさなあなたへ」のコンビということで出た時から興味がありました。子ども向けというよりは大人向けの絵本ですね。

子育て経験のある人、今絵本の中の男の子ぐらいのお子さんを持った人は、「こんなことあるある」と思えるような内容だと思います。

子どもが小さい頃には、果てしなく長い時間のように思えていましたが、幼稚園や小学校に入ってしまうと、時間の流れが早く感じるようになりました。

読んでいると何にでも夢中になれる子どもに畏敬の念を抱きますし、子ども時代の豊かさを大事にしてあげたいなあと思えます。

大人が一人で読んで育児を振り返ってみるのによさそうな本だと思います。

大人が知らないところに、子どもたちの世界があることに、改めて気づかされました。彼らの過ごす時間の一瞬一瞬は輝いていて、かけがいのないものなのでしょう。

何よりも驚かされるのは、遊びの連続性です。身の回りで起こるいろいろなことから発想を広げて遊びにしてしまう。そして、その遊びの中で気がついたことを、また違った遊びへとつなげていく。この観察力と柔軟な発想は、大人には決してまねが出来ないことです。うらやましくてたまりません。

ダンボール、いろいろな遊びができますね。私も一緒に遊びたくなってしまいました。でも、そこは子どもの世界。彼が想像で作り上げた世界を壊してはいけませんね。
そっとのぞいているお父さんの姿が印象的でした。

「ちいさなあなたへ」の作者の翻訳・2作目絵本です。
前作同様、大人が子どもにあてた手紙のような雰囲気の作りになっています。

主人公の男の子に目を奪われると、子ども向けの絵本かな？とも思いますが、私はむしろ、大人の方の絵本かなと思いました。
小さな子どもたちには、自分たちの現状、「今」楽しいことのあれやこれやは、こんな風には見えない気がします。

どちらかというと、子育てがひと段落ついて親や、
昔「こんな遊びをしていた自分」を思い出しながら、子育てをしている親世代の方にぜひ読んでもらいたいな。

あのころの自分も、こんなことしたな〜。とか、
少し前のうちの子もこんなだったわ〜。とか…。
そんなアルバムみたいな絵本ではないかと思いました。

子供って毎日一生懸命生きているなぁ、見習おうと思った。絵も可愛いし、好きです。「ちいさなあなたへ」も是非読みたいな。
０歳の娘もおとなしく聞いていました。

子どもは大人とは違う。何が違う？
子どもを見ていると、うれしこと、悲しいこと、楽しいこと、くやしいこと．．．
いろんな思いに正面からぶつかる。ものを感じる力、思う力がまったく違うんだと思う。
この絵本を見ると、そんな子どもの真正面さがよく現れててほほえましい。
子どもというのはほんとに困ったちゃんで、でも、なぜか憎めなくて、ほほえましくて、愛らしくて．．．
それは何でかな、と思ったら、子どもは「今」を一生懸命生きていて「たくさんの夢中」の中に生きているからなんだね。
これは、子どもに読み聞かせる絵本ではないでしょう。
お母さんが、またはお父さんが読んで、ふふっと笑ってしまう絵本です。

毎日が夢中その通りだなあと思いました。

きっと自分もそうだった。

親として『今』を守ってあげることの大切さを実感。

その「今」が、純粋さ、好奇心、生きる力
色々なことにつながっていくのだろうと・・


1分1秒を大切にしていかなければ
親としてもったいないですね。

ちさいあなたへ　somedayでは
共感、涙、涙でした。

こちらは、納得、しみじみという感じでした