「やまこえ のこえ かわこえて」 みんなの声

夜中に油揚げを買いに行くことになったきっこちゃん。
お月様、ふくろう、いたちが一緒にお豆腐屋さんまでついてきてくれます。
「みんなのおかげで　ちっとも　こわくなったわ。
どうも　ありがとう」
「よかったね」「よかったね」
礼儀正しいきっこちゃん。
皆でいなりずしを作るページは思わず食べたくなります。
遠方から動物達がやってきて、皆で楽しそうに食べるいなりずしはホント美味しそう。
個人的には同シリーズの「おなべ　おなべ　にえたかな？」の方が大好きです。

3歳の娘は「こんにちはおてがみです」が大大好きなのでそこに出てくるきっこちゃんの本を読みました。
この本にはいたずらをしてくる悪い子がいます。その子の正体は影形で考えるのがクイズのようで娘は楽しんでいました。最後に正解が分かるのもよかったです。秋にぴったりのお話でした。

真夜中に「あぶらげ」を買いに行くんです。
でもけっこうみんなまだ起きて活動していて、みんなでついていってあげるんですね。さらに、こっそりあとをつけてくる、怪しい影も・・・！
やっと帰ってきて、ねむい目をしながらうちわで寿司飯をあおぐ「ふくろうのろくすけ」もかわいいです。
みんなで「きっこのいなり寿司」を食べているのを見ると、本当にいなり寿司をお茶と一緒に食べたくなります！！

おつきさまと友達たちに守られて買って来たあぶらげ１００枚、おまけも入れて１１０枚、いったいなにに使うのだろう。と、考えていたら、お祭り名物のいなり寿司。

私も、食べたい。ぼくも食べたいと、我が家の子供達。

あら、川の向こうに小さく見えるのはきっこがあぶらげを買ったお豆腐やのご主人と坊やではありませんか。

ほのぼのしていて、とても面白かったです。
次へ次へとどんどん引き込まれていきます。
あぶらあげを１００枚買った（もらったのはおまけもいれて１１０枚だけど・・）
きつねのきっこちゃんが、
おとうふやさんに払った代金はくりときのこでした。
でも娘が言うには・・
この絵では、きのこはどう見ても松茸！
おとうふやさん大儲け！！
・・・５年生にこの絵本を見せるとこんなことまでチェックが入ります（笑）

「おなべおなべにえたかな？」がお気に入りの子供たちが、またまたきっこやちいとにいに会えて、喜んでます。
夜中のお買い物に仲間たちがお供してくれ、油揚げを買ってきます。物々交換がいいですね。こわーい”影”をそれそれの特技で追い払いながら無事にご帰宅。この”影”、初めからずーっとつけてきていて不気味！でもそれを探すのに夢中です。
みんなでせっせといなり寿司を作って、楽しいお祭りが開かれました。おやおや？あの”影”、おいしそうに食べてるね！

話のテンポがすごく良くて、ページをめくる度に新しい発見ができる絵本です。
みんなで楽しんで読める本です。
頭をつき合わせて「どれどれ？」や「ここにいた！！」なんていいながら楽しめました。
読んだ後でもみんなで「あーだったね」や「こーだったね」と話すことができました。
我が家では子供が生まれた人に、ちょっと早いけれどもプレゼントしています。

夜、きつねのきっこが町まで買い物にでかけます。
山をこえていると、おつきさまが野をこえてると、ふくろうのろくすけが川をこえてると、いたちのちいとにいがきっこちゃんを心配して一緒に買い物にお付き合い。
帰り道・・・
きっこの油揚げを狙って脅かす影が現れるたび、みんなが追い払って助けてくれます。
きっこの油揚げ何になったと思いますか？
そして、最後のページには影の正体も登場してます。
ふふん。そうゆうことだったのね。
「きつねのきっこ」シリーズは、他に
「おなべ　おなべ　にえたかな？」があり共に楽しいお話です。