気になる、うん、気になるぞ。
お地蔵さんの「耳」にしょうとの卵が三つ託される。
そこへ「はや耳」の赤鬼、見るだけだからとウソを言い、
卵を一つ、ええ子だがまだ「目」ができとらんのう、とペロリ。
次に「はや耳」の青鬼、見るだけ見るだけとウソを言い、
卵を一つ、ええ子だがまだ「鼻」ができとらんのう、とペロリ。
またまた「早耳」の黒鬼も、見るだけじゃとウソを言い、
卵を一つ、ええ子だがまだ「口」ができとらんのう、とペロリ。
なぜ耳・・目・・鼻・・口・・と、つないだのだろう?
お地蔵さま、じだんだふんだお地蔵さま、
ひょっとして、鬼は赤だけじゃなかったのではありますまいか。
鬼を信じようと三度もなされたのに、赤鬼のやつ性懲りもなく。
お地蔵さまと、しょうとと、鬼退治。
ふかーい昔話は、不思議だなぁ。
とんとん、昔話に、感謝。