読み終えた瞬間、思わずふーーーーっと息を吐き出してしまいました。
これまで読んだことのあるあきやまさんの作品は「へんしんシリーズ」のみだった私にとって、
この作品はちょっとしたカルチャーショックでした。
人間の世界にもよくありますね。
見た目が美しいということで妬まれてしまい、
本当の姿=内面を見てもらえず誤解されてしまうこと。
でも、ケンが偶然知ったあしながの優しい姿には、
閉ざされた心を開くだけの力がありました。
あしなががかっこよく素敵に見えていたのは、
単に容姿が整っているからだけではなく、
内面の美しさが表れていたからなのではないでしょうか。
そんな気がします。
まだ2歳の息子にはそこまで深く理解してはいないと思いますが、
これから何度も読み返すうちに色々感じ取っていってくれたらいいなぁと思います。