「へんしんトンネル」など、楽しい絵本を沢山出しているあきやまただしさんの絵本。この「あしなが」は、今までとはちょっとちがう作風に仕上がっています。
主人公は、犬。でも、このお話は人間社会でも多々起きている出来事。
見た目や人の噂で、あしなが(犬)を判断してしまって、かっこいいけど最低な奴と思われてしまいます。でも、それではいけないんだよって、野良犬のケンを通じて教えてくれています。
人それぞれ、悪いところもあれば良いところもあります。
一方だけ見てはいけません。
その人を目の前にして、話してみないとわからないことって沢山あると思うのです。
娘は、あしながの優しさに触れることができましたし、あしながが野良犬の仲間になることが出来てほっとしていました。
お母さんと二人の生活から初めて幼稚園という社会に出て行くとき、幼稚園という社会から小学校へあがるとき、いろんなお友達とお話ができるように、友達とコミュニケーションがとれる子供になってほしい。この絵本が少しでも役に立つのではないかと思います。