「ゴリララくん」や「ねこガム」を書いたきむらよしおさん。
どちらもユーモラスで笑えるお話ですが、これは、ちょっと趣の異なる絵本でした。
地平線が見える大地。砂漠でしょうか、荒野でしょうか。
そこで、おなかをすかせたライオンとラクダがにらみあい。
ライオンがラクダを食べようと走り、ラクダは逃げる。
疲れて立ち止まるのを見て、ラクダも。
そんな心理作戦がずっと続きます。
出てくる動物は、ライオンとラクダのこの2頭だけ。見渡すかぎり、誰もいない世界。
そのうち夜になり、そしてまた朝がやってきて・・・この決着はどういう形でつくのでしょうか?
見つめあう2人(2匹?)はいったいどうなるのか?不思議な余韻を残し終わる絵本です。
もしかして、今日も1日にらみあい??