「イヌのいいぶん・ネコのいいわけ」 みんなの声

人間の身勝手で殺処分される犬猫がいます。その原因の一つは、かわいいという思いだけで、命を預かることの重みをよく考えずに飼い始める人がいることです。
この本には、習性、飼うための準備、など、イヌとネコと分けてイラスト入りで分かりやすく書かれています。ペットを飼おうと思う人は、読んでほしいです。

これから、イヌやネコを飼おうと考えているご家庭で、ぜひ一度お子さんたちと読んでもらいたい1冊です。
「イヌのいいぶん」、「ネコのいいわけ」それぞれの端から始まって、中央のページで内容が終点という感じになっています。
ページ数も意外とありますし、絵本というより飼い方の本という感じもしますが、イヌやネコの生態・特徴など最低限の情報を得るのにはとても便利です。
個人的に一番気に入ったのは「ことばをおぼえてほしい」というページで、イヌがこうしてたらこういう意味なんだよ。ネコがこういう風にしているときはこうしてほしいんだよ。というのが載っていました。

イヌとネコに関することが、かなり細かく書かれていました。
イヌ・ネコそれぞれ、表と裏からはじまる構成で、２冊の本が一冊になったような感じです。

体の特徴、イヌ・ネコ特有の気質、接し方などが、よくわかります。
飼う場合に必要となる準備や道具、しつけ、手入れ、費用などものっているので、これから飼ってみたい人には、とても参考になると思います。

わが家、イヌ・ネコ飼い歴長いですが、それでも知らないこともありました。
イヌが足の裏に汗をかくとか（笑）

うちの娘は大のネコ好きで、外で見かけるたび、追いかけまわしては逃げられているので、この本を読んで少しは、ネコの気質を理解してくれるかなって思います。

この本のおもしろいところは、イヌとネコのことが1冊にまとめられていて、それが、反対の表紙から読むとイヌの本、ネコの本と切り替わっているところです。一度に二度美味しい！どちらの動物にも興味がある子にお勧めです。

三部構成になっています。
『イヌのいいぶん』と表紙に書いてある方からは、犬のいる生活、犬との生活の仕方について、写真入りで、とても判りやすくかかれています。そして、逆方向からは、『猫のいいわけ』についてたっぷり。
そして、真ん中には、『こまった時のこまらないためのイヌ・ネコノート』も付いています。

はじめてイヌ、ネコを飼おうと思っているご家族の方々、みんなで一緒に読んでみるといいと思います。また、飼っていて『あれっ？』と思うことも、これがあれば解決です。
写真入りでわかりやすく、どうしてこうなるかまで、詳しく描かれてあるので『目から鱗』心強い一冊です。
でも、どうして『ネコのいいぶん　イヌのいいわけ』ではないのでしょう。
ネコを飼っているものとしては、少し残念ですが、それはそれで納得。
遠い遠いご先祖様までさかのぼっての習性も知ることができました。