おへそがおでこについても、幽霊がついてきちゃっても、「いいからいいから」。なんとこの回では忍者がお鍋に入っていても、手裏剣で狙われても「いいからいいから」。いやいやあかんやろ!とつい、突っ込みたくなるほど、豪快で寛大なおじいちゃんにいつも大笑い。忍者をひろってかえってくるお父さんに忍者になっちゃうお母さん、ツッコミながらもおじいちゃんが大好きな僕。登場人物もみんなおもしろい。本当に心から笑えるし、そして、大概のことは「いいからいいから」。大したことなんてない。目くじらたてて怒ることも、気にしすぎることもない。どーんと構えて、笑って「いいからいいから」で大丈夫と教えてくれる素敵な本です。つい力が入って、ガチガチになって、気を張ってしまいがちな毎日ですが、肩の力を抜いて、いろいろ人生楽しまなきゃと心から思わせてくれる、娘も私も大好きな本です。