コミカルは絵とは裏腹に、ジーーーンと感動し、親として大人としていろいろなことを考えてしまう1冊でした。
ティラノザウルスの優しさに感動し、教えることがなくなったから、子供を突き放す強さを見習いたいと思いました。聞き分けのないウマソウを上手く仲間(本当の父母なのでしょうね)のところへ行くようにしむける智慧もすばらしい。ティラノザウルスにほれました。
それにしても、ティラノザウルスがこんなに人がよくていいのでしょうか?これから、恐竜の赤ちゃんを見るたびにかばっていたのでは、餌にありつけないのだけれど。
きっと、赤い実を見るたびにウマソウのことを思い出すのでしょうね。
ちょっぴり心配なのは、ウマソウのその後です。体当たりやシッポパンチを繰り返していては、仲間のアンキロサウルスに敬遠されてしまうのではないかしら。