「ひひひひ…おまえうまそうだな」
と近づいてきたティラノサウルスに、生まれたばかりのちいさなアンキロサウルスの赤ちゃんは、
「おとうさーん!」
…そうです。
「ぼくのなまえ、ウマソウっていうんだね!」
とかんちがいした赤ちゃんは、ティラノサウルスをおとうさんだと信じ、慕い、憧れるのでした。 さてその結末やいかに??
ティラノサウルスとアンキロサウルスの赤ちゃんの、種族をこえた心のふれあいに、じーんときました。
赤ちゃんがお山に走っていったさきのところを、なんの文もなく絵だけで表しているのもいいですね。
すこしさびしいけれど、心にあたたかいものが残るお話です。
絵も、恐竜たちの表情が、なんともいえずおかしくてかわいくて、私は好きですね!