ちょっと不思議なお話でした。
久しぶりに晴れた気持ちのいい朝、ミチコが空に向かって「おいしいひかり」って言ったら、ビンのなかにおいしいひかりを入れてもらいました。
そのビンを持って歩いていくとキツネさんに出会います。
「それをよこせ」というキツネにビンの中身を分けてあげます。
そのやり取りがちょっと面白い。
「はんぶんこしない?それともぜんぶ?」とミチコが聞くと、
「はんぶんことぜんぶと どっちがおおい?」とキツネが聞き返します。
その答えがこれ。
「はんぶんこにきまっているじゃない。ぜんぶはひとりだけおいしいけど、はんぶんこは ふたりともおいしいもの」
なるほどって思いました。
5歳の長男はなんとなく気に入ったのか、繰り返し読んでいました。
私としてはちょっと微妙って思ったけど、子どもの心には響くものがあったのかな?