大好きなもの、それぞれ違った魅力を持った二つのものを前にして、「どっちが好き?」と問いかける形で進められる絵本です。こういう選択って大人でも結構迷ってしまいますよね。その日の気分にも左右されてしまったりしますし…。子供ならなおさらのこと。一生懸命考えている子供の様子は見ていて本当にほほえましく、可愛いですよ。
言葉だけで問いかけられると、即答してしまうようなことも、降矢奈々さんの魅力的な絵のおかげで、どちらも素敵に思えてしまいます。最初の「目玉焼き」と「卵焼き」のページから、なんとおいしそうなことでしょう!
我が家では、二つの選択肢を読んでから少し考えて、それから「せーの!」で同時に自分の好きな方を指差す、という読み方をしました。その結果、私と次女は11個中7個一致。結構似たもの親子のようです。