「まいにちまいにちたんじょうび」 みんなの声

お誕生日って特別な日ですよね。
バースディケーキを食べて、プレゼントをもらって。
子どもたちは大喜び。
きっと、毎日が誕生日だったらいいなって思っている子はいっぱいいるはず。
このお話のいっこちゃんは「毎日お誕生日がいいの。お誕生日をして！」と繰り返し言いました。
ここでお母さんがすごいのです。
「いっこちゃんが自分でケーキをつくるなら、ろうそくをたてて、おいわいしてあげるよ」
なかなかこんなセリフは言えません。
誕生日の翌日は食パンでケーキをつくりました。
ろうそくの数は６本。
「昨日５歳だったいっこちゃんは、今日はもう６歳でしょ」
その翌日はバナナホットケーキにろうそくを７本。その翌日は干しぶどうケーキ。もちろん、ろうそくは８本。
ここでいっこちゃん、気がつきます。
このままいくと９歳、１０歳、・・・・１００歳！！！
やだ、やだ、やだ、やだー！！
こうして毎日誕生日はおしまいになります。
でもね、最後にお母さんが言うセリフが素敵です。
ぜひ読んでみてください。
私もこんなことが言える素敵なお母さんになりたいな。

「まいにちまいにちたんじょうび」って子供にとっては夢ですよね。
うちの子供も沢山誕生日がきてほしいようです。
この本のお母さんは「じゃー毎日誕生日にしよう」って子供とトコトン付き合ってるのがスゴイと思いました。
毎日誕生日がきてほしい子供にはお勧めです。

誕生日が近い娘二人に読んであげました。

いっこちゃんは５歳の誕生日のあと
「まいにちたんじょうびして！」とだだをこねます。
５歳になるってことは年中さんですね。
わが子と比較して考えるとこの駄々は年少（下の子）なみ。
個人差はあるでしょうけど。

毎日誕生日の条件が自分でお菓子作りをすること。
ですから包丁や火を扱います。これは年少さんには
若干早いと思うのでやはり設定は年中にせざるをえなかったのかも。
これも個人的な考えですが・・・。

読みながら余計なこと考えてしまいました。
ということで、我が家にはしっくりこない絵本でした。

毎日誕生日だったらいいのになぁって、確かに子供の頃はよく思っていましたよね。
でもそれを、お母さんにお願いしたいっこちゃん。そして、それに付き合うお母さん。
毎日が誕生日だったら、毎日一つずつ年をとっていって…大変なことになっちゃうよって、ちゃんといっこちゃんに気づかせようと思ったのでしょうね。

ただ締めくくりが、「気分は毎日誕生日」って路線だったんですが、個人的には「“一年に一度の誕生日は特別な日”」って締めくくりのほうが良かったかなぁって思いました。

毎日が誕生日だったら♪・・それって子供たちみんなの願い！？
いっこちゃんのお母さんはその願いを聞いてあげるのですが・・！！
毎日１つずつ歳をとると、どうなるか・・・
気付いた時のいっこちゃんがとてもかわいらしいのです。
そしてそのときのお母さんのセリフ、じ〜んときます。
「お誕生日は生まれてきてよかったとお祝いする日。」
「お母さんにとっては毎日が誕生日なのよ。」

お料理大好きの娘は、いっこちゃんがケーキを作ったり、
カレーを作るシーンに夢中。すごく楽しそうで、
読み終わったら、親子クッキングしたくなりますよ。
絵もとってもかわいくて、おすすめです。