バーバラさんの絵本は全部読んできていますが、
「シモンのおとしもの」や「ダニエルの不思議な絵」とは違った明るく元気な“動きのある世界”が描かれていました。
物語も素敵な流れですが、作者のこの世界を表現する視点が、また素敵だな〜と思いました。
特にすごいな〜と、思ったのはダリア(人形)が木から落ちてしまい、視点がパーンと空から見下ろしたいる絵になっているシーン。
しかもなんだろう。よく見ると世界が凹凸レンズで見たみたいにちょっとぐにゃ〜んと歪んでいるんです。
こういうのて、映画とかの見せ方ではよくあるけど、絵本では珍しんじゃないでしょうか?
主人公は女の子だし、シャーロットとダリア(人形)の友情物語みたいな話なので、男の子は敬遠しがちな作品かもしれないけれど、
外遊びが好きなお子さん、
映画やドラマに興味のあるお子さんたちには、きっとこの画面の見せ方の面白さを気に入ってくれるのではないでしょうか?
5,6歳くらいから小学校中学年くらいのお子さんたちに。