「チュウチュウ通りのゆかいななかまたち 6番地 クイックと魔法のスティック」 みんなの声

親切のお礼に、最高の演奏ができるスティックを手に入れた主人公。でも魔女の力が切れてしまいます。それでも最高の演奏ができた主人公。

良いことをするのはすばらしい
よく読まずに契約書にサインしてはいけない
他人の力（魔法）でなく自力で手に入れた成功はより素晴らしい

という教訓を含んでいて、なかなか良かったです。主人公のドラマーのクイックが女の子なのも意外で、娘には受けていました。

クイックが田舎の両親と別れて都会暮らしをはじめる場面、親の立場で読むと、クイックのことがとても心配になりました。
クイックは音楽やドラムのことだけしか考えられないタイプみたいですから。
案の定、レックス・サギシーという詐欺師にひっかかるわけですが、それ以前にすぐにドアを開けてしまったことも危ないですね。
（ここまで心配性の私は、クイックの両親のようにちゃんと子離れ出来るのか、それもまた悩みの種ではありますが‥‥）
早くクイックの両親にも、「チーチーチックス」の演奏をきかせてあげられるといいですね。

有名なミュージシャンになるために、田舎から都会に出てきたドラマーのクイックちゃんのお話です。

クイックを送り出すときに両親が言った「ゆうめいになるのもいいけど、しあわせになるのは、もっと大事なことよ」という言葉がひびきました。

珍しく魔法使いが出てきたと思ったら、8番地のマージのお母様でした（笑）

8巻のマージも、どんなストーリーになってるのか、気になっているところです。
早く読みたい！

　シリーズ６作目は、ドラマー女子、クイックのお話。女の子でドラマーなんてカッコイイですね。
　小さなクイックが、おとうさんの頭をたたいてしまう場面が、ほほえましいです。クイックのバンドメンバーが、毎日、虫に食べられてしまうのは、自然とはいえ、なかなかブラックジョークで笑ってしまいました。

　「ねずみを描いたら、右にでるものはいない！」の紹介文のとおり、
どのねずみたちも、みんないきいきしてします。クイックたちの演奏や、観客の拍手が聞こえてきそう。

　ストーリーのなかに、「契約書にサイン」する場面がでてくるのも、今っぽいですね。子どもたちに、サインの怖さ、大切さが伝わると思います。

　読みやすい文章と、わかりやすく楽しいストーリー展開、そしてお話を立体的にしてくれる、いきいきした挿絵。子どもから大人まで、ほっこりできる本です

ドラマーのクイックのお話です。町から飛び出してスターへの道へいこうとしますが、やはりいろんな出来事が待ち受けています。夢のあるお話とおもったけれど、悪い大人がいて、変な契約書がでてきたり、現実にもありそうな内容になっているので、面白いなとよむだけでなくて、子どもにとっても真実味を帯びて読み進めていく本だなとおもいました。マージのお母さんが登場して驚きました！魔法がなくても毎日努力していた結果はでるんだと信じています★

クイックは女の子ながらにドラムが大好き。成長し、親をおいて旅立ちます。ちょっとジーンとします。そして都会にいきますが、たまに外でもドラムをひきたくなりますね。そこで出会った魔法使いのおばあさんねずみ（マージのママ）がクイックの願いをかなえ、クイックのドラムスティックを金色の天才的にひいてくれるスティックに変えてくれます。おかげで、成功はしたけれど、、、サインを適当に書いたせいで思わぬ演奏をしないといけなくなりました。でも、その悪い契約相手、実はマージのママを車でひいたやつなので、カエルに変えてしまいます。

最後はいつの間にか普通のスティックになっていて、素敵なライブを自力でできたと気づくクイック。

自分の努力や才能で成功したときが最も幸せなのではないかと思えます。良い絵本でした。

チュウチュウ通りのゆかいななかまたちシリーズ、
ドラマーのクイック（女の子）の物語です。
チュウチュウ通りのなかまたちは
それぞれに魅力的な特徴があり、格好いいです。
夢みるドラマー、クイックの成功を描く物語でした。
娘を持つ身としては
この物語は魔法などがあり、
実際にないことも多く、行動の安易さが好みではありませんでした。
それでもステージの成功は嬉しい結末です。

お話の展開が大きい割に文章量は少なめ、挿絵が多めで
低学年のお子さんから良さそうです。
親が読んでも色々感じる題材も多いです。
ぜひ親子でお気に入りの物語を探してください。

ミュージシャンを夢見るクイック。
魔法の力で、すごい演奏ができるようになりました。
ところが、悪徳業者と契約したことから、大変な事態に！！

魔法という子供向けのポイントと、契約書のサインという大人のポイントがミックスされているのが、面白いと思いました。
現実の社会の怖さや注意点が、子供にも伝わるかもしれませんね。

バンド好きな女の子クイックの夢を追う物語です。

クイックはある日、年寄ねずみを助け（実はだれかのお母さん、、、）そのお礼に”ゆうめいなドラマーになる”という夢をかなえてもらう手助けとして金色のスティックを手に入れます。
でも、魔法で夢を手に入れていいの？なんて心配しながら読んでいたのですが、、、、最後はなるほど、のエンディングでした。

田舎をでることになった理由の一つでもある「広野原バンド」の虫のメンバーたちが少なくても1匹は毎日鳥に食べられてしまいクイックは悲しんでいました、、、虫たちはあまり悲しんでいないようでした。というのには、面白い発想だなぁと息子共にちょっと笑ってしまいました。

チュウチュウ通りシリーズはお話の展開が本当におもしろくて気に入っていますが、さりげなく”教訓”的なことも含まれているのは親としてはありがたいです。今回は「きちんと読んでからサインをすること」ですね。

子どもの頃、魔法が使えたらいいなあと よく想像していました。
空を飛んだり、変身したり・・・それから、パッと遠い街へ行ったり！

「魔法が使えたら・・・」と思うことは もうありませんが、
こうなったらいいな、ああなればいいな、と思うことは未だにあります。

それは大抵、“あっという間に”という都合の良い言葉が前に付くのですが、
“あっという間に”出来なくても、遠回りしても
その途中で一生懸命になれることが、そもそも幸せなのかもしれないと思いました。

大切なことを思い出させてくれた本です。