花が咲き、緑にあふれて
すてきな風景で始まります。
カエルがにこやかに休んでいます。
そこにねずみが来て座ってた場所をとってしまいます。
ここまでは大人の世界も子供の世界にもよくある
いざこざです。
しかしここからお話はエスカレートしていきます。
どんどん本気で仲間も巻き込んだ戦いになっていきます。
かつて日本も陥っていたあの精神状態です。
かえるもねずみもその愚かさには気づくことなく猛進します。
そしてなにもなくなってしまうのです。
言葉で説明することなく進み、
子供達もゆっくり何かを感じることができる絵本です。
大きな戦争も、あの些細ないざこざから始まったという恐ろしさも感じます。
2年生の息子と読み戦争について話すきっかけにしました。