娘が9か月の頃から読み始めた。最初は全くこの絵本に見向きもせず、この本が楽しいのかすらわからないといった状態だった。「おつむ てんてん」「おくつは あわわ」といった文章にも、淡い色彩の絵にも反応をしなかった。
私が絵本を読みながら、「おつむ てんてん」「おくちは あわわ」といった手遊びをしてみても、無駄だった。
1歳1か月を過ぎたあたりで、もう一度手遊びをしながら読み聞かせみると、「てんてん」のところで、娘は一緒に自分の頭を叩くようになった。今では絵本の表紙を見せただけで、娘は自分の頭を叩いてみたり、「あわわ」も私にやって見せてくれる。いつのまにか娘が成長したんだ・・・と、実感した。絵本を読み終えると、娘は「あじゃじゃー」と言いながら、ご機嫌だ。
@子どもには読んで聞かせる適正な時期というものがあり、それは個々人で異なること、A一時期に読んでダメだとあきらめないで、少し時間が経って読み直してみると、違う発見があることを、私自身はこの本を通して学習した。