「いえでだブヒブヒ」 みんなの声

３びきのこぶたの兄弟・ブウとトンとヤン。
ヤンチャぼうずでお母さんに叱られてばかりの毎日。
とうとうお母さんの堪忍袋の緒が切れました！
｢おかあさんのいうことがきけないこはうちのこじゃありません！
どこへでもいきなさい！｣
３びきはしょんぼりするものの
｢おかあさんはおこってばっかり。こんなうち、もうやーだ｣
と言って“いえで”の準備にかかります。
３びきは歌いながら楽しそうに家を出て行き
うさぎさんの家⇒わにさんの家⇒からすさんの家・・・と
よその子体験をするのですが　すぐに逃げ出してしまいます。

よそのうちのこになるのもむずかしいみたい。
こんやはここで“のじゅく”だと
とうとう３びきは野宿を始めてしまいます。

娘はこの３びきのこぶたに大いに共感したのか
何度も読んでといって持ってきます。

♪いっえでっだ、ブッヒブッヒ♪
♪いっえでっだ、ブッヒブッヒ♪
♪よそっのおうちのこになろうっ♪

私がつけた節を真似して
家出の場面の歌を楽しそうに歌っています。
きっと娘も私に叱られた時には家を出て行きたい気持ちになるのでしょうね。
３びきのこぶたたちは等身大、今の娘の代弁者なんでしょう。

叱られても大して凹まず　意気揚々と家出を敢行してしまう３びきのこぶたさんの様子は子ども達の逞しさをよく表してます。
親の方は読んでいて｢叱られても反省がないのね〜｣と思うんだけども
色んなうちの子になって“やっぱりうちがいちばん！”っていう気持ちになること。これだけでもいいんですね。
お母さんお父さんが側にいてくれることの安心感。
これが自覚できることって大事ですね。

裏表紙に３びきのこぶたさんの家とその周囲の地図が描かれているんだけど３びきが野宿した場所に笑えます。

怒られてばかりいるブウ、トン、ヤンは家出をすることに決めました。
よそのお家は何だか居心地よさそう。
「ぼくたち、ここのうちのこになっても　いい？」
さて一番いい場所はどこでしょう。
コブタちゃんたちがとっても子供らしくて可愛かったです。
近所のおばさんたちも子供のすることに笑って対応してくれるところがいいですね。
「じゃあ、しばらくうちにいてみる？」
そんな子供の気持ちを大事にした対応できるかしら？
私なら思わず、細かに理由を聞いて「お家へ帰ろうね」なんて言ってしまいそう。
やっぱりお家が一番と身をもって体験したコブタちゃんたちの笑顔がとっても素敵！
夏休みになり何かと小言にさらされているうちの息子は面白がっていました。
やっぱりよそのお家のほうがよく見えるみたいです（笑）

お母さんに叱られ　ブタの３兄弟が家出をして、いろいろなお家に行くけれども、やっぱり自分のお母さんと自分達の家が一番だ！！って気づくお話です。今は　どんなに怒っても、「ママが一番好き」と言ってくれる娘ですが　やっぱり家出したくなったりするときがくるのかなと　考えてしまいました。どうかあんまり　ママを怒らせないでね。

コブタの三兄弟の楽しい家出のお話です。
「お母さんの言うことを聞かない子はうちの子じゃありません！」
とページ１面に描かれたお母さんブタの顔は、迫力満点です。
「このうちの子じゃないなら家出しよー。じゃあいってきまーす。」ってかんじで、
遊びにでも行く調子で家出した３匹。
いろんな他の動物の子供にしてもらおうと頼んでまわりますが・・・・。いったいどうなるのでしょう？
３匹の子供らしいあどけなさが、いっぱいつまった話でした。
とてもリズミカルに話が展開していくので、大勢の前での読み聞かせにお薦めです。

子供は保育園で読んでもらったことがあるらしかったのですが、親子そろって、とても楽しく読むことが出来ました。

お母さんにしかられても、３人もいれば、家出だって怖くない！！・・って感じで、楽しそうに家出してはみたものの、やっぱり、お母さんが、一番自分たちをわかってくれていて、おうちが一番。。

近所のお母さんも、笑いながら
”うちのこになってみる？”
と、見透かしている所が、面白い。

ぼのさんやＹＵＫＫＯさんからいろいろ聞いていて、一度読んでみたかった絵本。やっと手にとることができました。

なんとも、ありがちなパターンの家出ですが・・・そこに何ともいえない、親近感が・・・。
まるで、自分が家出しているようで、すごく楽しかったです。
しかも、他の家にいって、「このうちのこになっていいですか？」って・・・。
それを許容するお母さん方もすごいです。

でも、やっぱり、最後は本当のママが一番ですよね！

この最後を見て、一番ほっとしたのは、私かもしれません。

親の私はお母さんに、息子はブウ・トン・ヤンにとっても感情移入しちゃいました。
人参が食べなさい！、片付けしなさい！など、息子もよくいわれること。
だから、もう最初からニコニコの息子。
ウサギさんのお家の子になろうとしたりするその様子や展開も面白かったらしく、ずっとニコニコで聞いていました。
家出という言葉は分かっていないようでしたが、何となくその気持ちは分かる！だから面白い。
そんな様子でした。

絵本ナビを見て、おもしろそうだな、と思い、図書館で借りてきました。
どこかで、みたことのあるような絵だなあ。
後ろの作者紹介を見て気がつきました。
あの江国香織さんの本の挿絵を描かれた方だったんですね。
柳生まち子さんをご存知でなくても、この絵はよく知っているという方も多いのではないでしょうか。

きかんぼうのコブタの三兄弟が、お母さんに叱られて家出をするお話です。
いろいろなお家をまわったり、自分たちで家を作ってみたり。
でも、やっぱり一番好きな家はどこなのかな？

うちは一人っ子の上に、まだまだあまえんぼうで、
「そんな悪い子は出ていきなさい！」と言われても、家出するような気概は持っていないのですが、
いつかはそんな日が来るのかなあ。

これは、子供も楽しい絵本だと思いますが、
こぶたくんたちが、やっぱりおかあさんが一番大好き、という設定に、
親が思わずにっこりしてしまう絵本だと思います。

この本を読んで小１の息子は「家出って何？」と聞いてきました。
だってこぶたのブウ・トン・ヤンはお母さんにおこられ　家出をしちゃうんです。
やさしいお母さんのいる家を探し歩くのですが、なかなか自分達にあう家が見つかりません。
息子は家出の意味がわかり、「絶対　しない」そうです。
理由は自分では何もできないから・・・。
まあ〜　自分の事がよく分かってるじゃない。
でもちょっとは冒険にでてみない？

いきなりタイトルから笑えます。「ブヒブヒ」だなんて。
でも家出のお話だから、穏やかじゃありませんよね。
兄弟げんか、好き嫌い、片付けない、
私が怒る原因と一緒だわ。
「うちのこじゃありません！」
お母さんにこう怒られ、こぶた３兄弟はここぞと言う時に
結束します。
「家出しよう」と楽しそうに家出の準備。
ブヒブヒ歌いながら、よそのおうちの子になろうとするこぶた達。
でもなかなかそう簡単にはいきません。
それでとうとう自分達でテントを張って、
お家を作っちゃった...。

優しい水彩画の色で、こぶた達の表情が生き生きと描かれています。
小道具なんかもとても可愛い。
お母さんに怒られたって、「こんなうち嫌だ」ってその時思ったって、
でもやっぱり我が家が一番って感じて欲しいですね。
あなた達が帰る場所はここなんだよって。
裏表紙が地図になっているので、こぶた達がたどった道を
指で追いながら、又お話が膨らむことでしょう。