私が生まれるちょっと前に出版されたようです。小さい頃、保育所で読んでもらったのか、母に読んでもらったのか、でも家の本棚にはなかったし…図書館で読んだのか定かではないのですが、内容はもちろん、大村さんの絵も大好きでした。
そういえば、学生の時に児童文学のレポート提出の時は、迷わずこの本を選びました。
保育士の頃、この本を一体どの位リクエストされ読んだことか。特にお昼寝前なのですが、1篇読んだ後、見たい挿絵のリクエストを聞いて、上向きに寝ているこども達のお布団を巡るのです。今日はどの絵だ?と、かえって目がギンギラに輝く子、「もうひとつ読んでぇ」と催促してくる子、しげるくんとともに夢の世界へ行っちゃっている子…
中川さんと大村さんが姉妹だということや、「そらいろのたね」や他の作品にこぐちゃんやおおかみさんが描かれていることを気付いて、得意そうに教えてくれるこどもも、大きくなって、次の世代に読んで一緒に楽しんでほしいなぁと、思う1冊です。