「10ぴきのかえるのたなばたまつり」 みんなの声

『１０ぴきのかえる』シリーズで、七夕まつりの楽しい雰囲気が伝わってくる絵本です。
このシリーズはどれも、季節や行事が子どもに分かりやすく、可愛らしく描かれています。
１０ぴきのかえるが、七夕まつりの笹をとりに行くところでは、ざりがにに追いかけられてハラハラドキドキ。
でも思いがけない方法で、笹を手に入れることが出来ました。
七夕飾りをみんなで作っているところは、本当に楽しそうです。
七夕まつりも星空の下、大勢の虫たちが集まって、にぎやかに行われました。
みんなの願い事が叶うといいですね。

七夕まつりの笹を求めて行く10ぴきのかえるたち。ざりがに追いかけられハラハラドキドキ。

ざりがにのはさみで笹が切れる？という点には疑問がありますが、水辺の七夕祭りはとても楽しげでいい感じです。
息子は、笹につけられたみんなの短冊を一つ一つ読んでいました。

ころわんシリーズが大好きな息子。この作品も間所ひさことあって、息子は気にいっています。

「ささささやまの　さささらやぶ」というのが繰り返し出てきますが、「さ」が重なるので読みにくいですが、響きが楽しめたようです。

この１０ぴきのかえるは幼稚園で人気のあるシリーズだそうです。
心に染み入るタイプの絵本を読んだあとにこの本を読むと内容が薄く感じるのは否めませんが、次女にはこのタイプの絵本がお気に入りのようです。

ささを取りに行く途中でドキドキのハプニングがあり、そして力をあわせて乗り越え、最後はハッピーエンドというとても安心できる展開で子供はニコニコです。

七夕祭りの楽しい雰囲気が伝わってきます。
また、童心社のむしの絵本のシリーズを描かれている仲川道子さんが絵なので、見知ったむしが端々にいるのがとてもよかったです。

七夕の竹笹を探しに行く１０ぴきのかえるたち。
ささささやまへ向かう途中、さらさら流れる音に誘われて
様々な自然の奏でる音に耳を傾ける様子は
とても爽やかで涼しげな感じが味わえます。
そういうほのぼのしたところがあるかと思えば
ざりがにとのハプニングありで、とてもカワイイ展開です。
ただ読むほうとしては
“ささささやまに　ささとりに”なんてフレーズが
ちょっと舌がもつれそうでした＾＾；

かわいいかえるたちのカラフルな絵本です。七夕まつりなど、季節の行事がかわいく表現されています。
途中で大きなザリガニが現れて、はらはらどきどきしますが、この展開に子供たちも「わーわーきゃーきゃー」とにかく面白い本です