7歳と9歳に読んだ。
どうしようもないほどのいたずらをしてばかりの飼い猫に、ほとほとまいった一家が、ある日サーカスに猫を置き去りにしてしまう。
猫はサーカスでこき使われ、改心して家族の元に戻る……というお話。
でも、最初に飼い主の女の子は「あくたれだけどラルフを愛している」ことを示しているんだけど、なぜかラルフがサーカスに置き去りにされることに反対もせず。
さらにはさしたる理由もなく、またラルフをわが家に迎え入れる。
ラルフがサーカスで虐げられている表現が長めに書かれている分、読者の納得のいく理由で家に帰してほしかった。
わが家の子どもは「ラルフがかわいそう!」と大泣きしてしまった。
オチとしては、ラルフはまたいたずらを繰り返すんだけど、この家族の元に帰っても、また追い出されてしまうのでは、と心配になる読後感だった。