題名を見て、「ねえねがよく言ってるよね」と次女が笑って言っています。確かに長女が(そういう次女本人も)よく言うセリフ。まだ家を出たばかりなのにもう「ねえ、まだつかないの」と目的地に着くまで何度も何度も繰り返します。
題名だけでなく、この絵本に出てくるラリーとハリーのやりとりが、うちの長女と次女のそれと一緒で笑ってしまいました。席取りのけんかに始まり、ちょっとの時間でも、「たたいた」「けとばした」「ずるい」「あつい」などと言い出して、一時でもじっとしていません。娘たちも、心当たりがあるのか、読みながら顔を見合わせて笑っていました。
うちだけじゃないんだと安心したり、「こんなにたのしかったのはじめてだ・・・」のセリフにキュンとしたり、「きょうだいなかよくいいこにしてないと、どこにもつれてってもらえないよ」と親の気持ちを代弁してくれたり。もしかしたら親の方がうれしくなってしまう本かも知れません。