3歳の娘と読みました。
以前、「たんじょうび」を読んだことがあり、
私と娘にとっては2冊目のルラルさん。
そして、心ひそかにバイオリンを習いたいと思っている娘には、
あこがれの内容かも!
と思いきや、
実はルラルさん、
バイオリンがそんなに上手ではなさそうな感じで、
思わず笑ってしまいました。
でも、「面白い音」と言い換えたところに、
作者のいとうさんの優しさや、
ルラルさんのなんとも言えない個性、
そして一緒に楽しんでくれる動物たちの暖かさが、
全てあらわされていると思います。
ルラルさんがしぶしぶ手にとったバイオリンで、
最後は動物たちも、そして娘と私も笑顔。
3歳の娘は、「なんでルラルさんお父さんいないのかなぁー」と
疑問に思ったようでしたが、
娘は子供らしくお尻をフリフリ、
大人の私は切ない中にも暖かさを見出した、
それぞれの楽しみ方をさせてもらえた素敵な一冊でした。