娘がまだあまり言葉を話さない頃、この本はまだちょっと早いかなぁと思いつつ、お腹にいるころから用意してあったこの本を待ち切れずに読んでみました。すると、分かってか分からずかこの本を気に入って何度も何度もリクエストされくりかえし読むことになりました。
ある時、立ち寄ったお店やさんの玄関に、棒のようなものが置いてあり、娘はそれをもって何やらぶつぶつ言いながら何かをつつくように前へ前へと歩いているのです。一瞬「何?」と思いましたが、ぐりとぐらが大きなおなべのふたを「しかたがない。ころがしていこう」といいながら棒で転がしているあのシーンをやっているのだなぁと気が付きました。同時に、小さくても、物語を楽しめていたんだなぁと分かり、うれしくなりました。
目安は3歳〜5歳向きと書かれていますが、この本はそれ以前の子どもにも魅力的に感じる本なのかもしれません。