リサとガスパールは先生へのクリスマスプレゼントにレインコートをあげようと思い立ちます。でもなぜかその材料は、ガスパールの家のシャワーカーテン!えっ、いいの‥?と思いながらもリサとガスパールはいたってマイペース。ガスパールの体にのりがくっついてとれなくなったり、洗濯して思い切り縮んでしまったり。それでもなんとか先生に喜んでもらえるプレゼントが完成してご満悦です。
「本当はこんなことしてはいけないんだよな」ということを何のためらいもなく実行してしまうリサとガスパール。でもその根底には誰かを喜ばせたい、という優しい気持ちが感じられるので、読んだ後はむしろ爽やかな気分になれます。
やりたい放題のリサとガスパールに突っ込みを入れながら、楽しく読める一味違ったクリスマス絵本です。