こうちゃんとりくちゃんは、小学3年生のいとこ同士。
こうちゃんは、頭が良くて遠い私立の小学校に通っています。
りくちゃんは、運動神経がばつぐんな少年です。
そんな二人が家族に内緒で、海でボートに乗り小さな冒険に出ます。
タイプの全く違う二人が、ケンカをしながらも仲良く過ごす夏の日の思い出。
小学生の子供の気持ちがよく伝わってきます。
子供は子供なりに、ケンカしたり、仲良くなったりして、
小さな社会を作っていくのでしょうね。
絵本は、コマ割が多くマンガ風です。
武田美穂さんの絵本は、結構コマ割りが沢山ある作品が多いです。
でも、子供達の気持ちや行動など、よくわかる作品が多いので私は好き。
読み聞かせをする場合は、小学生のマンガを読めるくらいの子にお勧め。
話の内容も等身大のはなしになって、きっと、共感できる絵本だと思います。