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ふわふわくんとアルフレッド」 みんなの声

ふわふわくんとアルフレッド 作・絵:ドロシー・マリノ
訳:石井 桃子
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,210
発行日:1977年06月
ISBN:9784001151305
評価スコア 4.53
評価ランキング 7,136
みんなの声 総数 18
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  • なんかすごいな

    ふわふわくんとはくまのぬいぐるみ。

    アルフレッドという男の子と

    いつも一緒にいます。

    何をするにも二人は一緒。

    でもある日とらのぬいぐるみが家にきてから

    ふわふわくんはおもちゃ箱にはいったままです。

    あ〜かわいそうな展開だ、でもよくあるな〜と

    思いました。

    でも違うんです、全然違うんです。

    そこからの展開は想像もできなくて

    なんかちょっと怖いような、不思議な感じ。

    最後まで読むと読み始めと印象が変わります。

    投稿日:2023/09/18

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  • ぬいぐるみ好きな子に

    赤とグレーで描かれた小さな絵本。一見地味な感じがしますが、読んであげると子どもはとっても喜びます。身近なぬいぐるみと自分の関係がおはなしになっているので、共感しやすいのかもしれません。
    いつでもアルフレッドといっしょだったくまのぬいぐるみふわふわくん。でもアルフレッドが新しいおもちゃに目移りしてしまって全然遊んでくれないので、強行手段にでます。
    お父さんやお母さんは知らない自分とぬいぐるみだけの秘密、というのが子どももたまらなくうれしいようです。ラストの「どうしてだか、わたしたちはしっていますね!」の言葉に、読むたびニッコリしてくれます。

    投稿日:2014/11/18

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  • あっさりと

    くんちゃんのファンなので買いました。絵はとてもかわいいのです。大好きなクマの人形が新しいトラの人形の登場で、遊んでもらえなくなる。。。さみしい。そういうこと、こどもはよくありますね。それでくまちゃんも、遊んでよーといいます。けれど、遊ばないって木に放り投げちゃう。子供らしいなとおもいます。子供は大嫌いとか深い感情はないけれど、そうやってひどいことしちゃうんですよね。おりてきてよーっていっても、その時はもう戻ってきません。先を読んで行動できないからなんですよね、でもそれがこどもらしさ。泣いたり怒ったりけんかしながら大きくなるんだなとおもいます。仲直りはあっさりしてるけど、こどもらしくていいなとおもいました。親の手をかりずに、自分たちで仲直りしたんですから。大人にはわからない世界がある。いいなーとおもいました。

    投稿日:2013/12/08

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  • ボクもここにいるよ。

    • もゆらさん
    • 50代
    • その他の方
    • 神奈川県

     ミニマムな三人家族と、一人息子アルフレッドの相棒:お気に入りの人形くまのふわふわくんのふしぎなできごとです。
     こどもはエスパーですから、何でも兄弟にしちゃうし、主人になって命令をくだしたり、切り捨てたりもします。
     作者ドロシーは、新しいぬいぐるみを突然アルフレッドに与えることで、こどもの不安定な心情、切り替え場面を、とても上手に描き出しています:
    1)郵便屋さんが荷物を持ってきた場面、アルフレッドのだまって荷物を見上げる雰囲気としぐさ
    2)積み木がひとつ外に転がる箱の、上にぞんざいに置かれたふわふわくんのことば言わぬ静かなカット
     アルフレッドとふわふわくんがエスパー会話している最中に、両親の普段通りの行動でとぼけを加えるなんて、アメリカンコメディーっぽくて楽しいですね。
     最後は何食わぬ顔で兄弟気分のアルフレッド。家族であれば気まぐれもあるさ、仲直りははやい方がいい。お互いを大切にしようね。ドロシーさんに感謝。

    投稿日:2013/10/28

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  • ハラハラしました

    赤ちゃんの頃から仲良しだったぬいぐるみのふわふわくんが
    どうなっちゃうのだろうと、とてもハラハラしながら読みました。
    悲しいことになったらどうしよう!?って。
    ふわふわくんが、ただ寂しいだけのくまちゃんではなくて
    強いくまちゃんでよかった♪
    「アルフレッドがいじわるだよね。あたらしいぬいぐるみがきたからって
    ふわふわくんのことをほったらかしにするなんて!」と娘は
    偉そうに言っていましたが、偉そうに言える資格などこれっぽっちも
    ないはずなのだけどなあ(おもちゃ箱の中に放置されているぬいぐるみが
    たくさんいます)。

    安心してゆったり読んでいられるくんちゃんシリーズとは趣きの
    違った絵本です。

    投稿日:2012/05/02

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  • いい雰囲気

    • オパーサンさん
    • 30代
    • ママ
    • 福島県
    • 女の子5歳、女の子2歳

    「ふわふわくん」はクマのぬいぐるみ。
    アルフレッドが赤ちゃんのときから仲良くしてきたお友達です。
    ところが新しい「とらくん」が仲間入りしたら、さあ大変。
    アルフレッドはすっかり「しまくん」に夢中になり、「アルフレッド」は一緒に遊んでもらえなくなってしまいました。
    そんな「ふわふわくん」が、アルフレッドと再び仲良くなるまでのおはなし。
    意外と薄情なアルフレッド、泣き寝入りしない「ふわふわくん」、見事な救出劇を繰り広げるお父さんとお母さんといった魅力的な登場人物たち。
    そして挿絵も石井桃子さんの訳もふんわりと優しく、子どもの世界にいかにも起こりそうな出来事を、を素敵な絵本にしてくれています。

    投稿日:2010/12/21

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  • 人間関係

    あかちゃんの時から一時も離れずに自分の分身として遊んでいたくまの

    ぬいぐるみのふわふわくんです。

    二人の間に割り込んできたのは、新しい玩具のとらくんです。

    とらくんが悪いのでなく、アルフレッドも新しいとらくんに夢中になっ

    てしまうのは人間誰だって同じ行動するような気がします。

    ふわふわくんの思いがけない行動で、自分も一緒に遊んでもらいたいの

    だとアピールするふわふわくんを見習いたいと思いました。

    人間関係も諦めないで、自分の存在をアピールしなければ、相手に気づ

    いてもらえないことってあると思いました。

    一緒に遊ぶたいのなら、「入れて!」ってまずは、言ってみたいと思い

    ました!物を大切にしたいと思いました。

    投稿日:2010/07/27

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  •  子供の興味はめくるめく移って行きます。
     大人の与え方で、おもちゃへの子供の思い入れの深さ・愛着の度合いも決まるような気がします。
     私の子供時代とは比べものにならないほど、子供にとって魅力的なおもちゃのあふれている現代。
     親である私も心奪われ、息子の新たな喜ぶ顔見たさに新しいおもちゃを購入したこともあります。
     この作品は、私が3歳の時日本で訳された作品で、やはり主人公のアルフレッドは、今の子供たちほどたくさんおもちゃを持っているわけではありません。
     しかし、新しいお人形の虎のしまくんに夢中なアルフレッドは、ふわふわくんへ邪険な態度をとります。
     ふわふわくんの行動で、自分の誕生以来遊んでくれた特別なおもちゃであることを思い出したようにルフレッドは、ふわふふわくんを取り戻そうとします。
     ふわふわくんの言葉や動きに、お子さんはきっと驚きながらも、新しいお友達も古いお友達も、お友達はみんな大切だって感じ取ってくれることと思います。
     ふわふわくん救出のため、右往左往するアルフレッドの両親の姿も素敵です。
     この懸命さが、ふわふわくんの大切さを伝えてくれます。
     エンディングの一言が、小さい読者さんたちをクスッとさせること間違いなしの秀作だと思いました。

    投稿日:2010/08/01

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  • 現実と空想の間を行き来しながら

    おもちゃのくまの「ふわふわくん」は、アルフレッドが赤ちゃんの時からの友達。
    なのに、新しいおもちゃが来てからは、おもちゃばこに入れられたまま…。

    この絵本、最初は「ふわふわくん」がおもちゃとして描かれていますが、
    アルフレッドの振る舞いに怒って(すねて?)からは、
    心を持った存在として、ふわふわくんが動き始めます。

    現実と空想の間を自由に行き来できるコドモが描かれています。
    当時4歳の次男はこの絵本を好きなのですが、当時9歳の長男はいまひとつ。
    現実と空想がごちゃまぜな次男に比べて、長男は、現実は現実、空想は空想、
    と区別するような年頃になったからかも。

    最後の方の、アルフレッドのお父さんとお母さんが長い棒を持って
    やって来た絵には、いつもくすっと笑ってしまいます。

    投稿日:2009/11/10

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  • 子どもが共感できるお話

    最近、岩波の子どもの本シリーズを読む機会が増えています。

    訳が石井桃子さんだったので、読んでみることにしました。

    ふわふわくんというぬいぐるみのくまを大事にしているお話で、息子には幼いかなと思ったのですが、そんなことはなかったです。

    ふわふわくんがしゃべりだしたのに、アルフレッドの反応の冷たいこと。子どもってこんなことありそうと思いました。

    アンパンマンブームが去った後は、アンパンマンに見向きもしなくなった息子とよく似ています。

    木の上のふわふわくんを取ろうとして、おとうさんとおかあさんが家中にある柄のついた道具を縛ってもってくる姿に笑ってしまいました。

    両親が、子どもにまじめに関わろうとする姿が微笑ましいです。

    くんちゃんシリーズにもこんな作品があったんですね。子どもが共感できるお話だと思います。

    石井桃子さん訳の本もまた読みたくなりました。

    投稿日:2009/06/24

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