「あなぐまのクリーニングやさん」 みんなの声

誰かの大事なものを預かっているとき、大事に大事にと細心の
注意を払っているにも関わらず、汚してしまった・・・。
そんな経験がある人は多いと思います。
だから、あなぐまさんの申し訳ない気持ちが痛いほど伝わって
くるのです。

どうすればいい？
誰でもまず考えるでしょう。
言い訳をする？なんとか償う？謝る？
あなぐまさんはできる限りの償いをして、そして正直に謝ると
いう、一番誠意のある行動をしました。

そんなあなぐまさんに拍手です。
そして、それに対するライオンさんの心の大きさにも心から拍手です。

正直に一生懸命頑張ることの大切さ。
そして、本当に強い人は他人を許す心を持っている人だという
こと。
そんな大事なことを教えてくれた絵本でした。

いつも一生懸命なあなぐまさん。
でも失敗してしまいます。
子供もこの時には「え〜どうしよう・・」と言っていました。でもあなぐまさんは失敗を正直にあやまります。一生懸命に失敗を取り返そうと頑張る姿にじーんときます。
子供にも正直に一生懸命が素敵な事だとわかってもらえた気がします。

まじめで丁寧な仕事が評判の、あなぐまのクリーニングやさん。お洗濯だけでなく、リフォームやお裁縫もとっても上手。そんなクリーニングやさんの評判を聞きつけて、遠くからライオンさんが訪ねてきます。頼まれたのはとても立派な燕尾服。決して、失敗してはいけない、と細心の注意をはらっていたのに‥‥。
失敗をしてしまった時、どんな風に対処するかによって、その人の人間性ってわかりますよね。言い訳する人、開き直る人、ただひたすらあやまる人。あなぐまさんは失敗してしまってとても落ち込むけれど、自分の出来る限りベストを尽くします。そして自分の失敗を正直に話し、心から謝罪します。あなぐまさんの誠実さ、とても素敵です。

お話しは、最後にあなぐまさんの真心が報われます。
真面目にがんばっているすべての人に向けての応援歌のような絵本です。私もこれからも、地道にがんばろうっと。

読み終わった後、
「クリーニング屋さんになりたいな〜」と言っていました。
お客さんみんなが喜んでいるのがすごいなと思ったようです。
そんなあなぐまさんも失敗をしてしまいました。。。
でも最後のページをみて子どもも　ほっとしたようでした。

クリーニングやさんのあなぐまさん
仕事が丁寧と評判のあなぐまさんの店はいつも大忙し。
忙しくても一つ一つお客さんを思い洋服を大事に扱う。
ライオンさんの大事な服にこげあとをつけてしまいますが、
素直に謝りにいきます。
らいおんさんは音楽祭にあなぐまさんを招待してくれ
そこで嬉しい出来事が・・・

自分の仕事が好きで、丁寧な仕上げにお客さんとの信頼関係も出来る。失敗を何とかしようとする気持ち、それを許し招待してくれたらいおんさん　流れ作業のイメージがあったけどこんなクリーニングやさんて今でも何処かにいるでしょうか？
誠実な姿勢がとても気持ちよいお話です

あなぐまさんは、とても親切、丁寧で、働きぶりに感心してしまいます。洗濯は勿論、繕いや、リフォーム、おまけに素晴らしい刺繍までしてしまうなんて！
電話の音に驚いて、アイロンのコードを足にひっかけてしまう所も、真面目さの表れでしょう。
ライオンさんの、寛大な心、そして、あなぐまさんを思いやる優しさにあふれた、とても良いキャラクターですね。
オーケストラの指揮者が、ライオンさんのようなタキシードを着ていたら、ちょっと微笑んでしまいます。

腕もよし、評判もよし、性格もよしのあなぐまさん。
誰だって失敗する時があります。あなぐまさんもそう。
失敗しないように気をつけて、気をつけて・・。
でも、やっちゃった！どんなに落ち込んだことでしょう。
最後まで一生懸命で、ラストでの展開にホッと心が救われます。
楽しいだけでなく、心の成長にもこの本はオススメです！

昔、子供の頃見たテレビは、根性ものが多く、主人公は大概一生懸命努力して、成長していく。そんな主人公の汗や涙を見て、子供心にも感動したものです。
この絵本の主人公、あなぐまさんもとっても仕事熱心ながんばりやさんです。
失敗しても正直に謝り、自分でできる最大限のおわびをするのです。
（今時、中々こういう人には出会えないですよね？）
このあなぐまさんは、仕事が大好きで、仕事による報酬じゃなくて、仕事をすることで得る喜びに満ちているんだと、思います。
最近の人間が忘れかけているような、そんな心を伝えてくれる絵本でした。

一生懸命で誠実で正直なあなぐまのクリーニングやさんの姿がとってもほのぼのしてていい感じでした｡
アイロンで焦がしてしまった服を何とかしようとするシーンではあなぐまさんの気持ちが痛いほど伝わってきます。
涙ぐむあなぐまさんも生き生きと仕事をするあなぐまさんもとっても素敵な表情でした。