Ehon Naviに出会う前に、息子達と親子ともどもはまっていたのが、アンソニー・ブラウンの作品です。
全部読破したのですが、投稿していない作品ばかりなので、再度読むことにしました。
この作品は1979年の発刊で、邦訳は1993年です。
アンソニー・ブラウンは、1946年の生まれですから33歳の極めて初期の作品です。
今の作風とは一寸異なり、絵が原色で描かれています。
ただ、隠絵は既に全開で、原色だけに非常に見つけやすいので、子供にとっては逆により楽しめる作品かも知れません。
物語は、ジャングルなのに、何故かちびクマくんが鉛筆を持って歩いてるシーンから始まります。
そこに二人のハンターが登場するのですが、その鉛筆は、描いた途端、本物になるという不思議な鉛筆で、捕まりそうなときに、難を逃れることが出来るのです。
描いたものが、そのまま現れるというのは夢に近く、たまらないストーリーだと思います。
1982年の「くまくん まちにいく」が続編と言えるのですが、テイストがかなり異なっているので、貴重な一冊と言える作品だと思います。