「しんじなくてもいいけれど」 みんなの声

しんじなくてもいいけれど・・から始める言葉の次にくるのはとてつもなく大きな「・・・」

夏休みに自転車乗って・・冒険？って感じでワクワクいっぱいのお話でした。

早川純子さんの絵がまた迫力あって・・子どもたちがびっくりしたのは・・まず『セミ』！

おー！！！でっかい！！


ちょうど蝉取りした後の子もいて虫かごのセミと比べてしばらく盛り上がりました。

女の子は『キャー』でしたね。

我家の子どもたちの反応は『きもい！』中坊になるとこんな表現になるんですね〜

小さい子から大きな子？まで迫力は十分感じる絵本で何度見ても『すっげえ！！』

すごくシンプルな文なんだけど長編冒険物語読んだぐらいワクワクしますよ。

絵がお話にピッタリ当っていて、とってもダイナミック！！
『しんじなくてもいいけれど』と題を読んだ途端、｢信じな〜い♪｣｢信じちゃう〜♪｣と子ども達から声が出ました（笑）

男の子が自転車に乗って出かけるのですが、次々と信じられないことが！？
絵の豪快さに子ども達が大喜びでした！

｢もう１回！｣と言われ読んだ２回目は、｢信じる派｣と｢信じない派｣にページをめくる度に分かれて楽しんでいました☆

最近私が内田麟太郎さんにはまっています。
しんじなくてもいいけれど・・・ときて、本当に信じられないようなことが登場します。
5歳児に読み聞かせをしたら、「こんなにでっかいヤンマだった」→園児ひっくり返る、みたいに面白がってはしゃぐほど。
もちろん、うちの子供もしんじなくてもいいけれど・・・のあとに「えーー！！」と良い反応をしていましたよ。

全てがダイナミックでそんなことはないでしょう〜と、
思うことばかり。
滝かと思ったらせみのおしっこ？
セミの大きさに大うけでした。
でも、こんなありえない世界がどこかにあるかも・・
夏の日の大冒険も面白そう。
と、思ってしまいました。

最初は、ものが巨大化して見えるんだ〜！というのりでよんでいたのですが・・・

あるページを開いて・・・

開いた瞬間、思わずビックリして本を投げ出してしまいました。それくらいリアルにトンボの顔がアップで書いてありました。

それをみた息子は、私の驚き様におおうけ。
大笑いされちゃいました。

で、次はどんなこわいものが巨大化して登場するか心配になったので、息子にページをめくってもらって、絵本を読んでいきました。

息子に絵本のページを開いてもらいながらの読み聞かせは、初めてだったのですが、なかなかいいものだな〜！！って思いました。

少年が自転車に乗って　冒険に行くのである。
でも　その途中でであったものが・・・オモシロイ！
「絶対　ありえねえ〜」と息子。
でっかいセミが超リアルで「気持ち悪い〜〜」と叫んだり、
アリ地獄だ・・と思いきやブタの鼻の穴だったり。
もう　はちゃめちゃなんです。
だけど、タイトル通りだから、なんだか納得しちゃったり・・・。
本当の大きさはどれだっけ？
あのメガネが怪しいのか・・・と疑問もでたり。
迷路に迷った気分になります。

難しいことはいいのです。
だって「しんじなくてもいい」んだから！
夏のある日・・・一人で自転車に乗って、
知らないところに行ってみる・・・
すると、驚くべきものがこんなにたくさん！
自分がもし小さくなっちゃったら、こんな感じなのかな？
・・・と、楽しく冒険を空想できますね。
絵が独特で、インパクト強し！

早川 純子さんの絵は目が特徴的で
ついつい吸い込まれるように目を向けてしまった。

「きょだいなきょだいな」みたいに、
あり得ないほど大きな昆虫などがデーン！と出てくる。

主人公の男の子の服装も半袖の白いＴシャツだし、
背景は青い空、セミやトンボなどの昆虫が出てくるので
夏向けの絵本のような気がしました。
“オチ”がないので、
物足りない気がする方もいるかもしれません。

題名通り。
「しんじなくてもいいけどれど」こんな事に出会ったとか、こん事しちゃったとか、ちょっぴりあり得ないかもしれないような出来事を描いています。
イラストの早川純子さん（本当は版画家のようです）は、版画ならではの、個性的な手法で、とっても素敵なイラストを仕上げています。
すごく、単純で、題名そのまん間の絵本ですが、見ごたえがあります。

ページをめくる度に、読み手も聞き手も、わくわくするそんな、話です。